【ラグビー】イングランド代表68-14ウェールズ代表(3月15日・日本時間16日/ミレニアム・スタジアム)【映像】俊足選手を一発で仕留める妙技「アンクルタップ」 相手を裏返しにするほどハードなタックルが印象的なラグビーだが、繊細かつ迫力ある…
【ラグビー】イングランド代表68-14ウェールズ代表(3月15日・日本時間16日/ミレニアム・スタジアム)
相手を裏返しにするほどハードなタックルが印象的なラグビーだが、繊細かつ迫力あるプレーも飛び出すことがある。23分、イングランドのHOルーク・カウワン=ディッキーが見せたのは、相手の足首付近を叩いてつまずかせる「アンクルタップ」。これを相手の俊足選手に決めて、ファンをどよめかせた。
そのシーンがあったのは22分、両チームのキックの応酬から。ウェールズ陣の10メートルライン付近でボールを拾ったウェールズの俊足FWブレア・マレーは、相手のディフェンスラインの裏側にポーンとパントキックを蹴り出し、ワンバウンドしたところで見事にキャッチに成功した。
目の前にイングランドの選手はほとんどなく、後は走り切ってトライを決めるだけと思われたところ、その背後から懸命に追ってきたのがカウワン=ディッキーだった。マレーがボールをキャッチし、まさに1歩目を踏み出そうとしたところ、左手を懸命に伸ばして、マレーの左足首付近をタップ。バランスを崩したマレーはその場に転がると、サポートの来ていた他のイングランド選手に囲まれてしまった。
走力では敵わない相手に対して、ここしかないタイミングで決めた妙技アンクルタップ。放送席からも「おー、効いた!」「確実にかかとを叩きに行っていますね」と大きな声が飛んでいた。
(ABEMA/WOWSPO/ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ)