「チャイナ・オープン」に出場するアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を、北京は温かく迎え入れたとATP公式サイトが報じている。2017年に24位から4位へとランクを上げたズベレフは、めざましい勢いのまま、中国の首都に到着した。ズベレフは、20…

「チャイナ・オープン」に出場するアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を、北京は温かく迎え入れたとATP公式サイトが報じている。

2017年に24位から4位へとランクを上げたズベレフは、めざましい勢いのまま、中国の首都に到着した。ズベレフは、2017年のシーズン、5つのタイトルを獲得し、そのうち2つはATPワールド・ツアー・マスターズ1000のもので、ローマではノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下し、モントリオールではロジャー・フェデラー(スイス)を下しての勝利だった。

それでも、シーズンが白熱のフィニッシュに近づき、「ATPファイナルズ」の出場権争いが過熱する中、ズベレフは今週の「チャイナ・オープン」で、今シーズンを通して築いてきたクオリティの持続に力を入れることを目指している。

「今年はこれまでのところ、かなり一貫していいプレーをしてきました。いつもかなりいい試合をしてきました。ひどい負け方は、あまりしませんでした」とズベレフは言う。

「もちろん、誰だってひどい負け方をしてしまうことはありますが、僕は今年、そういう負け方をあまりしませんでした。そこに満足しています。自分の成長の仕方に、改善できたところに」

「みんなが改善しようとしていることは、あまりにもたくさんあります。ロジャーとラファはふたりとも、テニス史上最高のプレーヤーですが、それでも毎年いまだに成長し続けています。止まるわけにはいかないんです。それが、この世界でトップに立つために、僕がこれからも努力する点です」

「深センオープン」の準々決勝で、好調のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に敗れたズベレフは、「チャイナ・オープン」の第2シードとして北京に到着した。ドローには、世界ナンバーワンのナダル、2011年のチャンピオン、トマーシュ・ベルディヒ(チェコ)、去年準優勝し、8月の「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」でマスターズ1000のタイトルを初めて獲得したグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が顔を揃える。(テニスデイリー編集部)

※写真は「チャイナ・オープン」に出場するズベレフ

(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)