打っては佐藤(左)が3ラン、投げては才木が5回7奪三振と気を吐いた(C)Getty Images「ナショナル・リーグ最強…

打っては佐藤(左)が3ラン、投げては才木が5回7奪三振と気を吐いた(C)Getty Images
「ナショナル・リーグ最強のチームは?日本での2日間では、それは阪神タイガースのように見える」
『AP通信』はメジャーリーグ2チームに2連勝した阪神の戦いぶりを、こう見出しを立てて伝えた。開幕シリーズを控えたカブス、ドジャースを撃破。それも2試合続けて完封リレーを演じ、強力打線を封じ込めた。
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「日本野球がかつてないほど良くなっていることを示す大きな兆候となった。印象的なのは、どちらの試合でも失点しなかったことだ」
カブス戦は門別啓人の5回パーフェクトに始まり、ネルソン、工藤泰成、石黒佑弥、岩崎優と続いた。ドジャース戦は才木浩人が5回1安打で、ゲラ、岡留英貴、桐敷拓馬、石井大智とつないだ。
才木は前日に凱旋アーチをかっ飛ばしていた大谷翔平を、空振り三振と中飛に仕留めていた。「5回を支配的な投球だった。昨年13勝3敗、防御率1.88の好成績を残した、日本でベストな投手の一人だ」とポテンシャルを高く評価した。
打線ではブレーク・スネルから会心の3ランを放った佐藤輝明に言及した。「サイ・ヤング賞を2度受賞した左腕から3ランを放つと、タイガースファンで埋まったスタンドが沸き立った」と球場の興奮具合を伝えた。
バットだけではない。「カブス戦では3度盗塁を試みて、全てに成功した。佐藤輝、森下翔太、中野拓夢の3人が盗塁。ドジャース戦でも栄枝裕貴が盗塁し、2試合で計4度企図した盗塁はいずれも成功。塁上からもメジャー軍団にプレッシャーをかけ続けたアグレッシブさを、『AP通信』も見逃さなかった。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は試合後、「彼らは明らかにトップレベルでプレーできることを示した」と同通信社に対してコメントした。走攻守にわたって、昨年のワールドチャンピオンに鮮烈な印象を植え付けた。
「日本の選手たちは、特にここ30年間、メジャーリーグに大きな足跡を残してきた。元マリナーズのスター選手であるイチローは今年、野球殿堂入りを果たした。東京での開幕シリーズにはドジャースのオオタニ、ヨシノブ・ヤマモト、ロウキ・ササキ、そしてカブスのセイヤ・スズキとショウタ・イマナガの5人がプレーする」
阪神から感じていた兆候を、現実としてそう記して締めくくった。時差ボケも残り慣らし運転状態ながら、カブス、ドジャース相手に示した猛虎の底力とポテンシャル。日本野球と本場のベースボールの差がどれだけ縮まったのかは定かではないが、タテジマが世界に一定の衝撃を与えたのは確かだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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