「明治安田J1、広島1-1柏」(16日、エディオンピースウイング広島) 広島がリーグ無敗を継続させた。後半にMF東の鮮烈なダイレクトシュートで先制。終盤に追いつかれて引き分けに終わるも、1試合消化が少ない中で首位・鹿島に勝ち点2差の3位に…

 「明治安田J1、広島1-1柏」(16日、エディオンピースウイング広島)

 広島がリーグ無敗を継続させた。後半にMF東の鮮烈なダイレクトシュートで先制。終盤に追いつかれて引き分けに終わるも、1試合消化が少ない中で首位・鹿島に勝ち点2差の3位に浮上した。

 上位の柏との一戦。前半から相手にボールを握られる我慢の展開が続くも、後半27分に途中出場のMF越道のクロスをMF東がダイレクトで合わせてゴールネットに突き刺す鮮やかなシュートで先制。今季リーグ戦初得点となった東は「相手はすごいボールをつないでくるチームで守備が大変だった。勝つことはできなかったけど、内容的にはすごい良かったなと思います」と語った。

 チームは12日に敵地でACL2の準々決勝・第2戦、ライオン・シティ・セーラーズ戦(シンガポール)を戦い、中3日での試合だった。先制点をアシストした途中出場の越道は「連戦が続いている中で、スタメンがきつい思いをして走っていた。自分は戦って勢いを出そうと思っていた」と力を込めた。

 そのACL2は準々決勝・第1戦で出場資格のない選手が試合に出場していたとして、アジアサッカー連盟(AFC)より懲罰処分を受けた。6-1で勝利していた同戦が没収試合となり、0-3の敗戦として扱われ、第2戦は引き分けに終わって、敗退が決まっていた。

 連戦の中での試合にスキッベ監督は「前半も後半も残りの10、15分あたりから自分たちの電池切れが見えた」と語るも、「こういう状況の中で、やらなければならなかった試合で高いクオリティーが出せたことが素晴らしいと思います。自分たちのパフォーマンスに非常に満足している」と評価した。

 これで広島は今季のリーグ戦、3勝2分けとなった。