北信越大会準優勝で2年連続4回目の選抜に挑む日本航空石川
投手陣はエースの蜂谷逞生が軸。昨秋公式戦は47回を投げて防御率2.11・奪三振46と高い奪三振能力がひかる。最速145キロの直球で打者を打ち取る。北信越大会準決勝の高岡第一(富山)戦では8回コールドながら10奪三振完封勝利をあげた。背番号10の長井孝誠は昨秋公式戦で22回1/3を投げて防御率が1.21・奪三振19と蜂谷同様に高い奪三振能力がある。身長187cmの長身から最速145キロを投げる保西雅則も1年生ながら将来性が楽しみな投手も控える。
チーム本塁打4本・打率.326と高い攻撃力を誇る。1番の北川蓮は昨秋公式戦打率.394と高打率を残し、盗塁6と機動力も兼ね備えて相手を掻き乱す。2番の菅野恭輔は打率.406・打点7をマークし中軸に繋げる。中軸は打率.389・本塁打2・打点8の4番木下心結。中村隆監督も現在オリックスで活躍する内藤鵬よりパワーがあると太鼓判を押す。3番の生田目佑海は盗塁3、6番の高橋亘史は盗塁5を記録するなど、1試合平均の盗塁数は2.9個と機動力も駆使して攻め立てる。
昨年の元旦に発生した能登半島地震の復興が思うように進んでおらず、兄弟校の日本航空(山梨)で練習を行うなど、限られた環境で練習を行っている。昨年は初戦敗退となったが2年連続の選抜出場を果たし、被災地に勇気を届けたい。