好走を見せた角田。開幕戦で結果を出したいところだ(C)Getty Images F1開幕戦オーストラリアGPは3月15日、メルボルンのアルバートパークサーキットで予選が行われ、参戦5年目となったレーシングブルズの角田裕毅が5番手につけた。自…

好走を見せた角田。開幕戦で結果を出したいところだ(C)Getty Images
F1開幕戦オーストラリアGPは3月15日、メルボルンのアルバートパークサーキットで予選が行われ、参戦5年目となったレーシングブルズの角田裕毅が5番手につけた。自己ベストは2024年のサンパウロGPの3番手でそれに次ぐ好位置を確保した。開幕戦は波乱の展開となることが多く、角田も初表彰台の期待が膨らむ。
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「今日はこんな結果になるとは思っていませんでした。もちろん5番手になることも予想していませんでした。トップ10に入ると思っていました。厳しいレースになることは分かっていましたが、最後のラップは魔法のようなラップでした。すべてをうまくまとめることができました」。日本人で5番グリッド以内をつかんだのは角田を含めて片山右京、佐藤琢磨、中嶋一貴、小林可夢偉の5人しかいない。
フロントローはマクラーレン勢に占められたが、同じホンダ製パワーユニットで戦うレッドブルのマックス・フェルスタッペンが3番手につけ、角田とは0.189秒差。昨季のチームメートだったレッドブルのリアム・ローソンが18番手タイムと振るわず、角田にとってはしてやったりといったところだろう。
ただ、ローソンのマシンは直前のフリー走行でターボ系の不具合が見つかり、予選に向けて十分に走れなかったこともある。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「チームメイトのマックス(フェルスタッペン)は機械のような存在だ。これまでの結果で評価を下すのはフェアではない。走行時間を失ったことで十分な準備ができなかったし、このコースで一度もレースをしたことがない唯一のドライバーだから」とローソンをかばった。
決勝は雨絡みとなる可能性があり、展開次第では角田がさらに上位をつかむ可能性は十分。大事にいきたいところだが、思い切ってギャンブルを仕掛けたいところもある。今のところ車体の素性も良いようで極端にペースが遅くなることはないとみられる。レッドブルのシートを授けてくれなかった陣営の首脳陣をギャフンと言わせたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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