「プレシーズンゲーム、巨人1-5ドジャース」(15日、東京ドーム) ドジャースが巨人に快勝。大谷翔平投手は3打席に立ち、三回に豪快な2ランを放つなど2打数1安打2打点、1四球だった。 昨季、ワールドシリーズを制したチームが圧巻の攻撃を見せ…

 「プレシーズンゲーム、巨人1-5ドジャース」(15日、東京ドーム)

 ドジャースが巨人に快勝。大谷翔平投手は3打席に立ち、三回に豪快な2ランを放つなど2打数1安打2打点、1四球だった。

 昨季、ワールドシリーズを制したチームが圧巻の攻撃を見せたのは三回だった。先頭のコンフォルトが戸郷の直球を捉えて右翼席にたたき込むと、ロハスが死球で出塁し、パヘズが適時二塁打を放って追加点をあげた。

 なおも無死二塁で打席には大谷。初球のカーブを完璧に捉えると「良い角度で上がったので」と打球は右翼席へ一直線。確信弾の一撃で東京ドームを興奮のるつぼへと変えた。故郷の大歓声に「久々に帰ってきたなという感じ」と心境を明かし、「いい打席だったと思います」と充実の表情を浮かべた。

 なおも2死から4番のテオスカー・ヘルナンデスが左翼へ確信弾。1イニング3発5得点の猛攻にマウンドの戸郷も苦笑いを浮かべるしかなかった。圧巻の攻撃にスタンドも大きく沸き、騒然となった。

 投げてはロバーツ監督が「ブルペンデー」と称したように、小刻みにリリーフ投手が調整登板。ワールドシリーズ制覇に貢献したベシアやトライネンはさすがの投球を見せた。1点こそ失ったものの、流れを渡さない野球は健在だ。

 八回にはパドレスから加入した“大谷翔平キラー”のタナー・スコット投手も登板。今季の守護神候補は最速157キロをマークし、1回を無失点に抑えた。

 ドジャースは16日に阪神とのプレシーズンゲームを戦う。17日の休養日を挟み、カブスとの開幕シリーズ2試合に臨む。お立ち台に上がったテオスカーは「ひまわりの種を披露できたのは最高。大谷選手が打ったのも最高です」と語った。東京ドームでのプレーには「みなさんが温かい声援をくれるのでハッピーな気分です」と語り、「いつも僕に大きな声援をくれるのはうれしい。ドジャースを応援して下さい」と呼びかけていた。