第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の甲子園練習2日目が14日、甲子園球場で行われた。春夏通じて甲子園初出場の浦和実(埼玉)が登場し、持ち味の守備に重きを置いた練習に時間を割いた。辻川正彦監督(59)は「いつも通り、軽くノックをや…

第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の甲子園練習2日目が14日、甲子園球場で行われた。春夏通じて甲子園初出場の浦和実(埼玉)が登場し、持ち味の守備に重きを置いた練習に時間を割いた。辻川正彦監督(59)は「いつも通り、軽くノックをやるぞみたいな感じで。選手たちも楽しんでましたね」と目を細めた。

念願の聖地に足を踏み入れたことで、指揮官の言葉はより一層熱を帯びた。

辻川監督 実は中学生の頃に1回、おやじと一緒に(甲子園へ)見に来たことがあったんです。うっすらとしか覚えてなかったんですけど、今日バスで駐車場に着いたときに『おおおお!』となりましたね。通路を通ってスタンドをちらっと見たときに、やっぱすげえなと。グラウンドに入ってここで試合をやるんだという楽しみやわくわくと同時に、埼玉の代表、関東の代表として、絶対ぶざまなゲームはできないと思いました。

変則左腕の石戸颯汰投手(3年)は「観客席もあって、グラウンドも広く感じますね」と振り返り、22日の滋賀学園(滋賀)戦の登板を見据えマウンド状態のチェックに時間を費やした。初出場にも自信をのぞかせ「投げるイメージはできました」と力を込めた。