ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が14日、東京での開幕を前に記者会見に臨んだ。同監督は日本人の母を持ち、沖縄生まれ。生まれ故郷で開幕を迎えることに気持ちを弾ませ、大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)、佐々木朗希投手(23)の日…

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が14日、東京での開幕を前に記者会見に臨んだ。同監督は日本人の母を持ち、沖縄生まれ。生まれ故郷で開幕を迎えることに気持ちを弾ませ、大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)、佐々木朗希投手(23)の日本人3選手の起用などにも言及した。

【ロバーツ監督の一問一答】

-ご自身も縁のある日本での開幕戦ですが、どんな気持ちか

「すごく興奮していて、すごく感謝の気持ちでいっぱいです」

-佐々木朗希投手が加入するなど新戦力が加わったが、今年のドジャースの戦力は

「朗希選手を含めて、新戦力は素晴らしい選手ばかりで、素晴らしいチームになる。今年のスプリングトレーニングは私自身も、朗希自身もすごく勉強になる時間だった」

-どんなドジャースの野球を見てほしいか

「まずは、基礎がしっかりしてる野球というのをみなさまの前で見せたいです。もちろん、勝つことが大事ですけど、東京ドームで日本のチームと対戦したり、MLBのチームと対戦しますけど、東京ドームで、みなさまの前で基礎をしっかりとしたプレーをすることが大事だと思います」

-日本人選手がいる中で日本で開幕戦を迎えるが、選手の雰囲気は

「チームは東京にいくのが初めてなので、文化的なこととか、食べ物とか東京を味わうという意味ではすごくエキサイトしていて、それと翔平、朗希、由伸がどう温かくファンに迎えられるかっていうのを見たかった」

-日本の料理で楽しみにしていることは

「東京では何でも食べる予定ですけど、今日、明日、明後日と予定が入っていて、麺とかすしとかを食べました」

-日本人選手3人への期待を

「大谷選手に関しては、2試合共にDHで出る予定で、いい打席を送ってもらうことを期待しています。山本選手に関しては、5~6イニング投げる予定で、いい投球を期待しています。朗希投手は、4~5イニングを投げることを期待して、見守っています」

-カブス今永対策は

「今永投手は、伸びがあるストレートと素晴らしいチェンジアップを投げるので、そのチェンジアップに手を出さなければ、打ち崩せると思います」

-今世紀に入って、ワールドシリーズを連覇したチームはないが、連覇に挑む思いの強さは

「目標は連覇をすることです。おっしゃった通り、1990年代以降、連覇したチームはいないので、1つの大きな目標です。今回のシリーズに関しては、いい野球をしたいと。日本のファンに喜んでもらえるように、素晴らしいプレースタイルで勝ちたいと思います」

-故郷に戻るということで、シーズンに対して、特別な思いは

「確かに162試合の中の2試合になるが、日本でプレーすることは、特にカブスとドジャースにとっては、大きな意味があると思います」

-日本でプレーすることに対して、大きさを感じているか

「メディアの数が象徴するように、空港でも多くのファンの多さが感じられましたし、実際には見ませんでしたが、ファンやメディアの数という意味では感じられるところでした」

-対NPBの予定は、グラスノー、スネルが先発?

「対巨人戦はブルペンデーになり、巨人はいろんなドジャースのピッチャーと対戦することになる。2戦目の先発はスネルで、その後、グラスノーが投げる予定です」

-ドジャースブルーに染まめたいと話していた。日本に来てどうか

「渋谷に行って、ドジャースの帽子をかぶってるファンがすごく多かった。巨人戦でホームチームと対戦することになりますけど、ドジャースの帽子は見られると思います。カブスの帽子もあると思いますけど、ドジャーブルーで染めるということは達成したと思います」

-アメリカにいると、日本がドジャースブルーに染まっているのは実感できないが、実際にドジャースブルーに染まったのを見て

「米国でも、日本人ファンがホームの試合、アウェイの試合にに多く訪れていることは感じてましたけど、日本で東京ドームで、日本人のファンの前でプレーするのが見られることがエキサイトしています」

-米国と日本にルーツを持っている監督、ここでプレーすることは意味がある。振り返って

「お母さんが実家で試合を見られる。いろんな親戚がナイトゲームで試合が見られる。家族と親戚が会う機会がありますし、そういう意味では、すごく意味を持っていると思います」

-台湾のファンにメッセージを

「熱い応援は、実際ここに来れないことは申し訳ないですけど、テレビで見てもらって、サポートをかみしめていきたいと思います。台湾のファンがドジャースタジアムに来られることを祈っています」

-日本人選手が日本に来て、新たな発見は

「実際、日本に来られて少し感じているのは、いつも以上に責任感を感じているのかなと思います」