日本代表の森保一監督が、ワールドカップ(W杯)出場権獲得が懸かる大事な試合を前に思いを語った。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う日本。3月20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表と埼玉スタジアム2002で…
日本代表の森保一監督が、ワールドカップ(W杯)出場権獲得が懸かる大事な試合を前に思いを語った。
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う日本。3月20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表と埼玉スタジアム2002で対戦する。
日本はバーレーンに勝利すれば、3試合を残しての8大会連続8度目のW杯出場が決定。史上最速での出場権獲得となる。
ホームでの大事な2試合となる中、20日のバーレーン戦は祝日開催に。日本にとって明るいニュースを届けられるかが注目される。
日本では、先日まで各地で森林火災が頻発。特に岩手県の大船渡市では大規模な火災となり、多くの方が被害に遭うことに。森保監督は、改めて思いを馳せ、日々の活力を与えられるようにしていきたいと語った。
「大船渡の森林火災等々、日本では森林火災や色々なことで日々大変な思いをされている日常を失われてしまった方々もいる中で、まずは被災された方々へお見舞い申し上げたいと思います」
「自然災害等で大切な命が奪われているということももちろんニュースで知っていますので、亡くなられた方々にご冥福をお祈りしたいと思っています」
「我々は日本代表として、プロのサッカー選手、スタッフとして職業として仕事をさせていただいている中、勝利をお届けすることであったり、優勝したりW杯に出場すること等々、勝って喜んでいただくことは目指していかなければいけないですし、少年少女、色々な方に夢や希望を持ってもらうということをやっていかなければいけないですが、日常の中で我々の活動をもって社会貢献できればと思います」
「我々は戦う姿、選手たちが本当に必死に戦う姿、選手たちの日常の努力を見て頂き、国民の皆さんに日常の活力になれるようにということを大きな活動意義として考え、選手と共有しながら日頃の代表活動をさせていただいています」
「元気や勇気や根気、日常に必要な活力と思ってもらえるように、日本代表として戦っていきたいと思っています」
また、時を同じくしてメジャーリーグ・ベースボール(MLB)が日本で開幕することに。大注目の大谷翔平も来日し、野球界が大いに盛り上がっている現状にもコメントした。
「野球が盛り上がっているということで、私自身ももちろんサッカーは大好きで仕事としてもさせていただいていますが、他のスポーツも大好きですし、実際私自身は小学5年生までプロ野球選手になることが夢だったと言うこともあり、野球が盛り上がることも凄く嬉しいです」
「野球だけでなく、色々なスポーツが盛り上がり、スポーツで社会貢献できるということをより多くの皆さんに認識していただけると嬉しいと思って日頃活動しています」
「我々はサッカーで突き詰めることをやっていきながらも、スポーツ全体という思いを持って社会に貢献できる活動をしていければと思います。まずはメジャーリーグの開幕戦を楽しみにしています」
スポーツを通じて、夢や希望を与えることが求められる日本代表やプロ野球選手。山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)は、この2試合に向けてのJFAとしての思いも明かした。
「今回の2試合に向けて、監督を中心にコーチ、スタッフがこの場で3月11日にミーティングがありました。冒頭、監督を中心に黙祷を捧げて、そういった想い、魂を持って2試合に臨もうということで、良い準備をしましょうというミーティングがありました」
2011年3月11日に発生した東日本大震災。14年が経過した中で、改めてこの2試合には被災者への思いを胸に戦うこととなる。