3月12日(現地時間11日、日付は以下同)にホームのロケット・アリーナで迎えたブルックリン・ネッツ戦。クリーブランド・キャバ…

 3月12日(現地時間11日、日付は以下同)にホームのロケット・アリーナで迎えたブルックリン・ネッツ戦。クリーブランド・キャバリアーズは、ネッツに31分53秒もの間リードを許し、第3クォーター途中には18点ビハインドを背負っていた。

 だがキャバリアーズはそこから挽回し、第4クォーターを31-18と圧倒して最終スコア109-104で逆転勝利。今シーズン2度目の15連勝を達成したことで、1シーズンに複数回の15連勝以上を飾ったNBA史上6チーム目となった。さらにレギュラーシーズン65戦を終えてNBA歴代5位タイとなる55勝10敗(勝率84.6パーセント)とした。

 この試合、キャバリアーズはドノバン・ミッチェル(左鼠径部)、ディアンドレ・ハンター(体調不良)、タイ・ジェローム(休養)を欠くも、ダリアス・ガーランドがゲームハイの30得点8アシスト4スティール、ジャレット・アレンが23得点13リバウンド3ブロック、エバン・モーブリーが21得点9リバウンド6アシスト、マックス・ストゥルースが10得点5リバウンド4アシストをマーク。

 ネッツ戦を制したことで、キャバリアーズはセントラル・ディビジョン2位でイースト4位のミルウォーキー・バックス(36勝28敗/勝率56.3パーセント)と18.5ゲーム開いたことで、2017-18シーズン以来初のディビジョン首位が決定。


 2019年のドラフト1巡目5位でキャバリアーズから指名されてNBAデビューしたガーランドにとって、ディビジョン優勝はキャリア初。ロッカールームで、そのガーランドはチームのバスケットボール運営部代表のコービー・アルトマンへ「練習施設に、(ディビジョン優勝の)バナーが掲げられるのか聞いたんだ」と明かし、チームの現状をこう口にしていた。

「僕らはレギュラーシーズンの試合を軽視したりはしていない。けど現実として、まだ何も勝ち獲っていないんだ。一番大事なこと、僕らがフォーカスしているのは健康体を維持するように努めることにある」

 4月20日にスタートする「NBAプレーオフ2025」で、キャバリアーズは2016年以来フランチャイズ史上2度目のリーグ制覇をゴールに戦っていくこととなる。2位のボストン・セルティックス(47勝19敗/勝率71.2パーセント)に8.5ゲーム差をつけているため、イースト首位通過は濃厚。

 ウェスタン・カンファレンス首位を走るオクラホマシティ・サンダー(54勝12敗/勝率81.8パーセント)との1.5ゲーム差を広げて、リーグトップの戦績でレギュラーシーズンをフィニッシュできるかに注目したいところだ。

【動画】今シーズン2度目の15連勝を飾ったキャバリアーズの好プレー集!