<大相撲三月場所>◇四日目◇12日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】行司を困惑させた「2度」の物言い 幕下の取組で取り直…

<大相撲三月場所>◇四日目◇12日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】行司を困惑させた「2度」の物言い

 幕下の取組で取り直しの末に超“行司泣かせ”の際どい一番が発生。館内がざわめく珍事があった。行司が自信なさげに軍配を上げると客席からはざわめきと笑いが発生。「大阪らしい沸き方」「盛り上がるw」といった声、さらには「行司も大変だな」など同情の声も相次いだ。

 幕下三十六枚目・一翔(立浪)と幕下三十五枚目・長村(木瀬)の一番でのひとコマ。立ち合い勢いよく当たって激しい突き合いになった両者。前に出ていく一翔に対し、土俵際、長村が俵で粘ってはたき込んだ。一翔もなんとか残ろうと飛び、その際に長村の左足は土俵の外へ。軍配は一翔に上がったが、物言いがつくことになった。

 協議の結果、両者の体が出るのが同時と見て取り直しに。取り直しの一番では立ち合い再び激しくぶつかると、一気に前に出る長村に対し、今度は一翔がはたき込んで回り込む展開。だが土俵際、一翔が押し出そうとしたときに膝から崩れ、またもや際どい決着となった。

 館内はどよめき、行司の木村猿ノ助が自信なさそうに一翔に軍配を上げると、客席からはざわざわと笑いと拍手が起こった。再度物言いがつき、協議の結果、一翔の膝が先に出ていることが確認され、行司軍配差し違えで長村の勝ちとなった。“つきひざ”で敗れた一翔は1敗目。勝った長村は2勝目を挙げた。

 際どい“行司泣かせ”の一番に、ABEMAの視聴者からは「自信なさそう」「行司も大変だな」「ドンマイです」と同情の声が。客席がざわめく“珍事”にも「大阪らしい沸き方」「ザワザワ」「盛り上がるw」と注目するファンが相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)