<大相撲三月場所>◇四日目◇12日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】敗れた力士“あ然” 土俵際の「妙技」 元“天才相撲少…

<大相撲三月場所>◇四日目◇12日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】敗れた力士“あ然” 土俵際の「妙技」

 元“天才相撲少年”の16歳小兵力士が、土俵際で目にも留まらぬスピードで“妙技”を発動。体重72.7キロ差を鮮やかに制すると、相手力士も思わず“あ然”とする一幕があった。ファンからは「天才やな」「運動神経めっちゃいい」と称賛の声が相次いだ。

 注目を集めたのは序二段二十二枚目・康誠(秀ノ山)だ。小学生時代に“天才相撲少年”として話題を呼んだことがある康誠も、序ノ口デビューから早5場所目。身長165センチ・体重67.9キロと体つきも成長し、今場所は自己最高位で臨んでいる。二日目の1番相撲では見事に白星スタートを切っていた。

 康誠が四日目に対戦したのは序二段二十四枚目・志摩錦(朝日山)。三段目経験者で身長186.2センチ・体重140.6キロと大きな相手だ。康誠とは身長差が21.2センチ、体重差は72.7キロにもおよんだ。

 康誠にとっては自身より倍以上も重たい相手だったが、立ち合い低い姿勢で頭から当たると、はたき込まれるも全く動じない体幹の良さを発揮。直後、土俵際で素早く腕を手繰った康誠は目まぐるしいスピードで“とったり”を決めた。驚きの展開に客席からは歓声と拍手が沸き起こり、敗れた志摩錦も何が起きたのかわからず“土俵を割ってしまった”というようにあ然としながら天井を仰いでいた。康誠は無傷の2連勝。志摩錦は1敗目を喫した。

 体重差をセンスと技術で制した一番に、ABEMAの視聴者は「天才やな」「この反射神経」「運動神経めっちゃいい」と称賛の声を寄せたほか、足を高く上げて丁寧に四股を踏む康誠に「所作も美しい」「綺麗な四股」と見惚れるファンも相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)