<大相撲三月場所>◇三日目◇11日◇大阪・エディオンアリーナ【映像】“超異色”キャリアの力士のムキムキ肉体美(接写有り)…

<大相撲三月場所>◇三日目◇11日◇大阪・エディオンアリーナ

【映像】“超異色”キャリアの力士のムキムキ肉体美(接写有り)

 期待の大器の登場だ。“超異色”の経歴を持つ新人力士が、前相撲でデビュー。プロ初白星を飾り、「ムキムキやんけ」「一人だけ体ができてる」と視聴者の注目を集めた。

 反響を呼んだのは、三月場所の新弟子検査で合格した今田(音羽山)。元前頭・安芸乃州の長男で、高校卒業後は米ネバダ州立大学で宇宙工学を専攻、2022年には柔道の全米オープン100キロ級の覇者となった異色の経歴の持ち主だ。

 24歳の今田は東京出身、身長173.5センチ・体重120キロ。本格的な相撲の経験はなかったものの、父・安芸乃州が付き人を務めた元関脇・寺尾に憧れ角界入りを果たすことになった。本名・今田光星の“光星”は寺尾が名付けたのだという。

 そんな今田の“プロデビュー戦”となった三日目の前相撲。15歳ながら119キロの立派な体格を持つ山内(田子ノ浦)を相手に、立ち合いもろ手で当たると安定感のある強烈な攻めを展開、一気に突き倒して見事白星を飾った。

 今田が土俵に姿を現すと、端正なマスクとざんばら髪に「オールバック」「かっこいい」「男前来た」と惚れ惚れするファンが続出。筋肉質な肉体にも「ムキムキやんけ」「一人だけ体ができてる」「ええ体してまんな」と注目が集まったほか、圧勝ぶりに「つええぞ」「これから楽しみやね」と期待の声も相次いだ。

 今後の飛躍が期待される今田。同学年の平成12年(2000年)生まれでは大関・大の里(二所ノ関)や前頭六枚目・平戸海(境川)、前頭十二枚目・阿武剋(阿武松)らがすでに幕内で活躍しているものの、40歳で現役の前頭七枚目・玉鷲(片男波)を思えばまだ先は長い。いつか憧れの寺尾に追いつく日は来るだろうか——。
(ABEMA/大相撲チャンネル)