◇米国女子◇ブルーベイLPGA 最終日(9日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6712yd(パー72)21歳の米ツアール…
◇米国女子◇ブルーベイLPGA 最終日(9日)◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6712yd(パー72)
21歳の米ツアールーキーが並み居る先輩プロを圧倒した。2打リードの単独首位から出た竹田麗央が、8バーディ、ノーボギーでコースレコードに並ぶ「64」をマーク。後続に6打差をつける通算17アンダーの独走で、シーズン5試合目でツアーメンバーとしての初優勝、2024年の日米共催「TOTOジャパンクラシック」に続く米ツアー2勝目を飾った。
5打リードで迎えた最終18番(パー5)。3打目をピン奥1.5mに絡めたウィニングパットを沈め、引き締まったままだった表情をようやく緩ませた。待ち受けていた畑岡奈紗、山下美夢有ら仲間たちから祝福のシャンパンを浴び、グリーン上で最高の美酒を味わった。
3日目を終えた中継局WOWOWのインタビューで、「振り切れている」と話した好調なショットで序盤から加速した。出だしの1番で4mにつけてバーディ発進。2番では2mのチャンスを外したが、2打目を刻んだ3番(パー5)、4番(パー3)と2m前後につけて連続バーディを奪う。風や傾斜によりボールがグリーンからこぼれても、スコアは落とさない。5、6番と外から1m前後に寄せてしっかりパーセーブ。後続の停滞もあり、5打リードの“一人旅”で後半へ向かった。
折り返し後の10番では右ラフからピン左奥2.5mにつけ、「目標にしていた」という4つ目のバーディを早々に奪う。難度の高いキーホールで伸ばせたことで、「このまましっかり集中したらチャンスはあるのかな」。しかし、気持ちを緩ませることなくさらに加速した。
2オン狙いの2打目がグリーン奥の傾斜に転がり落ちた14番(パー5)では小技で魅せた。カップの見えない砲台グリーンへウェッジのフェースを開いてボールを高く上げ、約40yd先のピンそば1mにピタリ。再び2連続で伸ばすと、16番(パー3)ではグリーン右の傾斜を使ってピンそば2.5mに寄せる7つ目のバーディ。「攻めていかないと絶対に追い抜かれる。ただただ、ピンを狙う攻めのゴルフをずっとできた」という納得のプレーで、4番以降は常に5打以上のリードをキープし続けた。
米ツアーメンバーとしては、2月の開幕戦から出場5戦目でのルーキー初タイトル。1年前の日本ツアーを振り返れば、シーズン第7戦「KKT杯バンテリンレディス」の初優勝から一気にアクセルを踏み込み、年間8勝を挙げて年間女王まで駆け上った。最高峰の舞台でも、序盤戦での勝利がタイトルを重ねる呼び水となるか。2週のオフを挟み、連勝をかけて米本土での次戦「フォード選手権」(アリゾナ州ワールウインドGC)に乗り込む。