「大相撲春場所・初日」(9日、エディオンアリーナ大阪) 小結阿炎(錣山)が新横綱の豊昇龍(立浪)を突きだし破り、初日を白星で飾った。 “くせ者”が代名詞の阿炎が正攻法で新横綱を破った。鋭い立ち合いの出足でまわしを取らせないと、圧力で一気に…

 「大相撲春場所・初日」(9日、エディオンアリーナ大阪)

 小結阿炎(錣山)が新横綱の豊昇龍(立浪)を突きだし破り、初日を白星で飾った。

 “くせ者”が代名詞の阿炎が正攻法で新横綱を破った。鋭い立ち合いの出足でまわしを取らせないと、圧力で一気に豊昇龍を土俵の外へと押し出した。「しっかり自分のペースで取れた。立ち合い一番でしたので」と大仕事をやってのけ、汗をぬぐった。

 動きの良さはケガの功名だったかもしれない。実は春場所1週間前、出稽古を行う時期に体調を崩した。インフルエンザなら長期休養で出遅れの懸念もあった中、病院での検査では「カンピロバクターに当たって…」とまさかの食あたりだった。

 ただ、これが良かった。「ちょうどダイエットしようと思ってて、かみ合った」。罹患(りかん)前は170キロだった体重が6キロ落ち、体調不良もすぐに回復。かえってキレの増した動きで初日から館内を沸かせた。