◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目(8日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)折り返しの1…

生涯獲得賞金1位浮上が確実の申ジエ

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目(8日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)

折り返しの10番で6mのバーディパットを決め、申ジエ(韓国)の技術と感性がフル回転を始めた。

「3日間で今日が一番グリーンが硬くなって驚いてたんですが、あそこで強めのタッチが真ん中から入ってくれて」。前日までの強い北風から、この日は一変。風向きは南からで穏やかになり、気温も上がった。17位から出た前半はコンディションの変化に対応し切れず、パープレーだったが、後半は5バーディで「67」。首位と2打差の通算3アンダー3位に浮上した。

元世界ランキング1位の36歳がワールドクラスの力を見せたのは最終18番(パー5)だ。ピンまで残り240ydで、風はフォロー。「3Wだと大きすぎてグリーン奥にこぼれる。5Wだと届かない。だから3Wで高い球を打ちました」。フェアウェイウッドで低弾道ならまだしも高弾道…。ピンまで10mに2オンさせ、楽々2パットのバーディを奪った。

昨季は海外ツアーに積極的に参戦したため、国内ツアー出場20試合(メジャー4試合を含む)で規定義務試合数『21』に届かず、今季は2018年の国内メジャー3勝による複数年シードの資格で参戦する。「いろんな国でプレーして楽しかったですが、今年は日本に集中すると決めました」

逆転Vなら永久シードに王手がかかる

「いろいろあります」という目標の一つは、残り2勝に迫った永久シード獲得。最終日に逆転優勝を飾れば、資格を得られる通算30勝に王手がかかる。また、国内女子ツアーの生涯獲得賞金は現在13億7202万3405円で2位。59万6977万円差で1位の不動裕理が今週予選落ちしたことで、トップ浮上の条件となる単独42位以上はもう確実だ。

「それは私の記録じゃなくて、日本のゴルフの歴史です。韓国でも注目されるんですけど、日本のいいスポンサーさん、お客さんがいて、いいツアーにしてくださったおかげです」。謙虚で自然体の申ジエが、静かに大記録に挑んでいく。(那覇市/加藤裕一)