8日、明治安田J1リーグ第5節のセレッソ大阪vs名古屋グランパスがヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-1のドローで決着した…
8日、明治安田J1リーグ第5節のセレッソ大阪vs名古屋グランパスがヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-1のドローで決着した。
開幕4試合未勝利でリーグ最多11失点の最下位名古屋は、開始10分過ぎにアクシデント。山岸祐也が接触プレー以外で脚を痛めてしまい、マテウス・カストロの投入を余儀なくされる。
12分、オフサイドラインギリギリで抜け出した“35歳の韋駄天”永井謙佑が持ち運んで右足シュートも、C大阪のGKキム・ジンヒョンがシュートコースを限定して対応。CKに逃げられる。
31分、マテウスが決定機逸。椎橋慧也のラストパスにマテウスはゴール正面でフリーも、足元でのバウンドも影響か、利き足と逆の右で放ったシュートはクロスバー上へ。頭を抱える。
37分はまたもキム・ジンヒョンの好守で先制ならず。CKのこぼれにボックス手前で反応した稲垣祥が低い弾道の強烈ミドルも、読み切ったC大阪の守護神に右手一本で掻き出される。
43分、今度はマテウスがゴール前でDFとの競り合いから左脚を伸ばしたシュートも、距離を詰めてきたキム・ジンヒョンがカラダでブロック。ここまで韓国人GKの好判断が目立つ。
すると、ここまで決定機なしのC大阪に前半アディショナルタイムで先制点を献上。
C大阪は45+4分、右サイドで喜田陽のスルーパスに裏抜けした中島元彦がボックス内へマイナス気味に低いクロス。走り込んだ北野颯太が右足ダイレクトで合わせてネットを揺らした。
“1点”で活気が出たか、C大阪はハーフタイムを挟んだ後半立ち上がりの5分間でルーカス・フェルナンデスがシュートを2本。しかし、どちらも追加点にはつながらない。
試合も終盤に入ったなか、敗色濃厚かと思われた名古屋に起死回生の同点弾。85分、右からの鋭いクロスにスプリントしたマテウスが、勢いそのままに左足で合わせてネットを揺らす。
すると、マテウスはすぐさまボールを回収し、喜びもそこそこに逆転へリスタート。名古屋は開幕4試合未勝利の最下位である。
しかし、追いつかれたC大阪も陣地の押し上げに意地を見せ、名古屋のさらなるゴールはならず。C大阪vs名古屋は1-1のドロー決着で勝ち点「1」を分け合う形となった。
セレッソ大阪 1-1 名古屋グランパス
【C大阪】
北野颯太(前45+4)
【名古屋】
マテウス・カストロ(後40)