◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目(8日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)プロ4年目の…

7番(パー5)でカラーから放り込みバーディを奪取。満面の笑みを浮かべた

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目(8日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)

プロ4年目の小林夢果が首位と3打差6位で最終日に臨む。

「耐えるところはあったけど、チャンスの方が多かった。あと4つ(4バーディ)ぐらいはホントに取れたんです」。4位から出て、3バーディ、2ボギーの「71」でスコアを1つ伸ばしたが、ホールアウト後に納得した様子は全くなかった。

尾崎将司門下の飛ばし屋は、第3ラウンドまでのドライビングディスタンス258.167ydでトップに立つ。最終18番(パー5)はこの日のホール別難易度18位というチャンスホールで、ドライバーショットをピンまで215yd地点まで運んでいた。

イーグルフィニッシュまで視界に入れた2打目は5Uで抑えて打って、グリーン前ラフにショート。アプローチを2mに寄せたが、外してバーディも奪えなかった。

ツアー屈指の飛ばし屋が初優勝のチャンス

初のツアーフル参戦となった昨季、出場30試合でメルセデスランキング35位になって初シードを手にした。ただトップ10を8回記録し、うち3回は首位発進しながら初優勝に届かなかった。「足りないもの? ホントに“運”だと思います。今週はショットもいい。でも、パットが入んないんです」とこぼす。

通算8勝の竹田麗央、5勝の川崎春花、4勝の櫻井心那、2勝の神谷そら、1勝の尾関彩美悠佐藤心結に続く、2003年度生まれ7人目のツアー優勝へ。「チャンスをものにできない女なんですよ~」と自虐的に笑う小林が、最終日の逆転劇に挑む。(那覇市/加藤裕一)