18日に開幕する第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会が7日、…
18日に開幕する第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の組み合わせ抽選会が7日、大阪市内であった。2年連続4回目の出場となる日本航空石川は第6日第1試合(23日午前9時開始予定)で東海大札幌(北海道)と対戦する。
出場32校の最後にくじを引いた日本航空石川の及川蓮志(れんじ)主将。残るひと枠は、昨春の選抜大会と同じ1回戦の最終試合だった。「残り物には福がある。(福が何かは)試合をしてみて分かることです」と気合を入れる。
チーム全員で分担し、今大会出場校の試合映像を分析してきた。及川主将が担当した2校のうち一つが偶然にも東海大札幌だった。「140キロ超の左右の投手が中心で堅守のイメージ。長打力のある双子がいる。戦い方が似ており、接戦になりそうだ」と印象を語る。昨春は初戦で惜敗。「『甲子園の借りを甲子園で返す』つもりで、一試合一試合を勝ちきりたい」という。
日本航空石川は、積雪の影響で2月末まで3カ月間以上、同校の屋外グラウンドでの練習ができなかったという。3月6日までの約1週間、兵庫や徳島に遠征したが、そこでも雨が続き、グラウンドでの練習試合は1試合のみ。中村隆監督は第6日の日程に「練習ができる時間がもらえたことはプラスです」と話す。「お互いが雪国で、これまでの積み上げが試される。選手には思いきってやってほしい」と語った。
学校のある輪島市が被災した奥能登豪雨からまもなく半年になる。市内で泥をかき出すボランティアに参加し、「この中で生活している人がおり、自分たちが好きな野球をできている環境が当たり前でないと感じた」と及川主将は話す。「全力疾走やはつらつとしたプレーで、輪島の皆さんに少しでも元気を届けられたらうれしい」と誓う。(砂山風磨)