今週の土曜日は、中山競馬場で中山牝馬ステークス(GIII・芝1800m)が行われます。 過去10年の中山牝馬Sでは父…

 今週の土曜日は、中山競馬場で中山牝馬ステークス(GIII・芝1800m)が行われます。

 過去10年の中山牝馬Sでは父サンデーサイレンス系が7勝2着4回3着5回となっており、単勝回収率は151%と優秀な成績を残しています。21年以降はすべて父サンデーサイレンス系が勝利していますし、今年の中山牝馬Sでも注目して損はなさそうです。

 そのほかでは父ミスプロ系も好成績を残しています。過去10年の中山牝馬Sでの父ミスプロ系は2勝2着5回3着3回。3着以内の馬の数では父サンデーサイレンス系に及びませんが、複勝回収率では父サンデーサイレンス系よりも圧倒的に高い232%をマークしています。20年に14番人気で2着に入ったリュヌルージュや16年に15番人気で3着だったメイショウスザンナなど、二桁人気の馬にも好走例があります。父ミスプロ系は人気薄だったとしても、激走する可能性があることは覚えておきたいところです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
父ノーザンダンサー系(ただし、前走重賞で5着以内の馬は除く)
[0-0-0-11]複勝率0%
該当馬:キミノナハマリア、シランケド、セキトバイースト、フィールシンパシー
(過去の該当馬:15年シャトーブランシュ1番人気5着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるシランケドが該当しました。

 過去10年の中山牝馬Sは父サンデーサイレンス系やミスプロ系に良績が集まっているのは先に書いた通りです。一方、父ノーザンダンサー系は23頭が出走し1勝2着1回3着2回。単勝や複勝の回収率でも目立った数字を残していませんし、父ノーザンダンサー系の馬には分が悪い一戦と言えるかもしれません。

 過去10年の中山牝馬Sで馬券に絡んだ父ノーザンダンサー系の馬は、前走で重賞に出走し5着以内と堅実な走りを見せていました。重賞で好走している点もそうですが、ハイレベルなレースの流れを経験していることが大きかったのではないかと思います。

 該当馬に挙げたシランケドの父はノーザンダンサー系のデクラレーションオブウォー。前走は3勝クラスの魚沼Sとなっていますので、過去の傾向からすると人気に応えられないシーンがあるかもしれません。

 その魚沼Sでは勝利を挙げていますが、レースはスローで上がりの速い決着となっています。今回は重賞で先行勢も揃っていますからペースは速くなりそうですし、前回とは違う流れになり力を出し切れないということも考えられます。また、昨年10月以来の出走となりますので、状態面も気になるところではあります。今回は様々な不安要素があるように思えますし、配当妙味も薄いとなれば本馬の評価を下げることも一考したいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。