◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)4度目の挑戦でプロテストに合…
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)
4度目の挑戦でプロテストに合格。今週の開幕戦でプロとしてのツアーデビューを果たした吉田鈴のクラブセッティングをチェックした。
ドライバーは、練習日に試したばかりのキャロウェイ「ELYTE(エリート) ◆◆◆ TD」を投入。現場では「ティーディ、ティーディ(トリプルダイヤのTDとツアードローの TD)」と呼ばれるそのヘッドは、「ELYTE ◆◆◆」よりもつかまりの良い仕様となっている。
「つかまるクラブが好きなんです」と“TDTD”を選んだ理由を話す吉田。「つかまるクラブをつかまらないように打つのが好き。つかまらないクラブだと、自分でつかまえにいってしまって、疲れた時などに振りにいってミスが出やすい。無理なくつかまるので、TDにしました」という。
前作に比べてエリートの弾き感の強い部分が気になっていたが、「ジェルを入れてもらって音を抑えたら、それがハマりました」と調整が上手くいった。シャフトは藤倉コンポジットの新しい「NXバイオレット」の“4S”。「カルカタがハマったんですよ。昨年のプロテスト前に5kgぐらい痩せて振れなくなっちゃって。仕方がないから、5Sから4Sに落としてそれが上手くいきました」。振れるようになった結果、初速アップがプロテスト合格を陰ながらアシストした。
アイアンはキャロウェイの「X FORGED STAR(2024年)」。つかまるヘッドが好きという吉田は、やはり易しめな“スター”が好み。
ロブウェッジにも、ツアーで見かけるキャロウェイの「OPUS」とは違った、「OPUS PLATINUM(プラチナム)」を入れる。
「もともとジョーズウェッジがお気に入りだったんですが、もうありませんって言われちゃって。それなら替えるしかないって、ウェッジ探しが始まりました」。その中で試した時に、プラチナムの顔が気に入った。「アイアンっぽい顔をしていて構えやすい。フェースも開きやすかった。私はフェースがしっかり開けないとダメなので、さらにソールを削ってもらってより開きやすくしてもらいました」
クラブの話をする吉田の表情は実に晴れやか。プロゴルファーとしてのデビュー戦を前にした雰囲気を楽しんでいるようだった。
<吉田鈴の14本>
ドライバー:キャロウェイ ELYTE ◆◆◆ TD(ツアードロー)(9度)
シャフト:藤倉コンポジット NXバイオレット(重さ40g台、硬さS)
フェアウェイウッド: キャロウェイ ELYTE(3番 15度、5番18度、7番21度)
シャフト:藤倉コンポジット 24VENTUS RED(3番/重さ50g台、硬さS、5&7番/重さ60g台、硬さS)
ユーティリティ:キャロウェイ パラダイム(5番24度)
シャフト:藤倉コンポジット ダイヤモンドスピーダー(重さ70g台、硬さS)
アイアン:キャロウェイ X FORGED STAR(2024年)(5番~PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH(硬さS)
ウェッジ:キャロウェイ OPUS(50度)、キャロウェイ OPUS PLATINUM(58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH(硬さS)
パター:オデッセイ Ai-ONE TRI-BEAM #7 CH
ボール:キャロウェイ クロムツアーX