◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前(5日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)自負、期待、闘…
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前(5日)◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄)◇6610yd(パー72)
自負、期待、闘志―。2025年シーズン開幕前日のプロアマ戦を終えた河本結は目を輝かせ、胸のうちを語った。
「“絶対に取るんだ”っていうのとはちょっと違うんです。“これだけやってきたのに取れなかったら…”という感じ。だからワクワクしています」。26歳で迎えるシーズンに年間女王になれないわけがない。そう信じている。
1998年度生まれの“黄金世代”の一人として、プロ1年目の2018年に下部ツアーで4勝して賞金1位になり、19年にツアー初優勝を挙げて賞金ランク6位と躍進したが、20年に参戦した米女子ツアーを21年に撤退、23年は年間ポイントランク85位と落ち込んだ。
昨季は復活優勝を飾り、同ランク7位と劇的に復活した鍵はショートゲームの向上にあった。1年前のオフは「ドライバーを1球も打たなかったんじゃないか」と言うほど、練習の8割をグリーン周りに割いて弱点を克服。23年に57.7830%(79位)だったリカバリー率は70.8042%(2位)と改善されて、スコアメークを支えた。
ならば、このオフにやることは必然的に決まった。ショット力の強化。特にドライバーショットの飛距離と精度に重点を置いた。食、トレーニングメニューにも気を配り、体重は昨季終了時から4kg増えて「人生でMAXの61kg」へ。「体感では20ydほど伸びている気がして、少なくとも10ydは間違いないと思います」と自信満々に語る。
「パーオン率を上げて、数多くのバーディパットを打つために、飛距離を伸ばし、フェアウェイからグリーンを狙う。それにロングホールでは2打目で“何yd残して”と優先的に考えていたけど、アプローチが良くなったのでグリーンにより近づけた方がチャンスの確率が上がるじゃないですか」
プロ転向時に同世代の仲間と違う大学進学(日本体育大)というルートを選んだ。鮮やかなリボンで髪を束ね、オリジナリティあふれる“河本結像”を作り上げた。そんなプランニング、セルフプロデュースに長けた思考はいつもシンプルで明確だ。
昨季のメルセデスランキング(MR)上位5人中、米ツアーに参戦する4人が抜けた“戦国ツアー”で目指すものは1つしかない。「誰がどう見てもチャンスじゃないですか? 去年は“これだけやっても(MR)7位なの?”と思ったから、このオフはそれ以上やった。ゴルフに向き合うことでは、自分が一番と思っていますから」。年間女王への挑戦が、満を持して幕を開ける。(那覇市/加藤裕一)