◇米女子下部◇セントラルフロリダ選手権 最終日(2日)◇カントリークラブofウィンターヘブン(フロリダ州)◇6572d…
◇米女子下部◇セントラルフロリダ選手権 最終日(2日)◇カントリークラブofウィンターヘブン(フロリダ州)◇6572d(パー72)
国内ツアーで実績を積み、最終予選会や共催競技の優勝によって米ツアーへのステップアップを目指すのが一般的な日本勢にあって、長野未祈(ながの・みのり)が新たな道を切り開くかもしれない。オレゴン大出身の24歳は、今季から初めて下部ツアーにフル参戦する。
昨季、プロ転向前を含めて11試合に出場して2度の3位フィニッシュを経験。ただ、米ツアーの予選会も日本のプロテストも、右足のけがの影響で無念の途中棄権となった。1年前はアマチュアで出場して予選落ちだった大会で通算2オーバー62位。「歩いて18ホールを1週間やるのも久しぶりで…」。ラウンド中も右足首のストレッチを行うシーンがあり、回復途上ながら3日間を戦い抜いた。
1番から長い上りのバーディパットをショートしながら耐え、ショットを枝に当ててパーオンを逃した3番も5mほどのパーパットを入れた。1Wを大きく左に曲げた5番も5m超を沈めてナイスセーブ。我慢を重ねながら、中距離のバーディパットが決まってくれないもどかしい展開が続き、左ピンに対してグリーン右へ外した後半10番でボギーが先行した。14番からの2連続ボギー後にひとつバーディを奪い返したが、「74」とスコアを落とし「後半からほとんどうまくいかなかった。コースで悪い部分も直せなかった」と悔しがった。
畑岡奈紗が国内メジャー初のアマ優勝を遂げた2016年「日本女子オープン」で3日目を終えて単独首位に立っていたのが、当時15歳の長野。高校卒業を控えて渡米を決断し、フロリダ州にある2年制のセミノール州立大を経て2022年夏からオレゴン大へ編入した。濃密なアマ時代を過ごし、下部エプソンツアーからレギュラーツアーへの昇格を目指すルートを歩んでいるのは、あくまで米国で戦うことへの憧れを追い続けた結果だと強調する。
「高校生の時から、こっち(米国)でプロとしてやりたい気持ちはありました。大学に行くのはそんなにずっと前から考えていたわけじゃないんですけど、協力してくださった人たちのおかげで大学に行くことができて、卒業できた。その年の結果とか状況によって(短期的な)目標は変わってきてしまいますけど、最終的なゴールは(高校時代から)ずっと変わっていないので」
周囲への感謝を胸に、昇格レースのスタートラインに立った。「去年は大学の試合も含めて優勝がなかったので、まず1勝したい。最終的には(ポイントランキングで)トップ10に入って、来季のシード(出場資格)を獲ること」と力強く誓った。(フロリダ州ウィンターヘブン/亀山泰宏)