サッカーのFC今治は1日、初昇格した明治安田J2リーグの3試合目で待望の初勝利を挙げた。昨季までJ1だったサガン鳥栖と…

 サッカーのFC今治は1日、初昇格した明治安田J2リーグの3試合目で待望の初勝利を挙げた。昨季までJ1だったサガン鳥栖とアウェーの駅前不動産スタジアム(佐賀県鳥栖市)で対戦し、4―1で快勝した。

 FC今治は開幕から2試合無得点だったが、ブラジル出身のFW陣が力強かった。前半22分にウェズレイ・タンキ選手がチーム初得点。35分には、マルクス・ヴィニシウス主将が追加点を挙げた。

 前半終了間際にも自身2点目を挙げたタンキ選手は「これまで残念ながらゴールを決められなかったが、今日の試合はフィニッシュまでもっていけてよかった」と振り返った。

 歴史を刻んだ倉石圭二監督は「(開幕から)負け、引き分けときて、今日勝てたのは素直にうれしい。フィニッシュワークが課題だったが、トレーニングの成果が出た」と喜んだ。

 勢いをつけ、8日には愛媛FCとの「伊予決戦」に臨む。攻撃で効果的な役割を果たしたMF近藤高虎選手は「この勝利は大きい。次につながる試合ができた」と前を見据えていた。(森田博志)