◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 最終日(2日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6779yd(パ…

最終日に難関15番でバーディを奪ったのは5人だけ。古江彩佳が今季ベストの2位で終えた

◇米国女子◇HSBC女子世界選手権 最終日(2日)◇セントーサGC タンジョンコース(シンガポール)◇6779yd(パー72)

後半17番(パー3)でこの日に唯一たたいたボギーは、攻めた結果だった。バンカー越えの手前9ydに切られたピンを狙った古江彩佳のティショットは、わずかにショート。段越えの10yd前後のスライスラインは、「ショートしたくなかった」と2mオーバーして2オン2パットのボギー。通算9アンダーで優勝には5打届かなかったが、「きょうやることは、できたかなと思います」と振り返った。

初日と3日目にスコアを落としたバックナインで、逆転優勝を予感させる強さを見せた。「きのうの前半はバーッてうまく集中できたぶん、エナジーを使ってしまった」との反省を生かし、3番でスナックバーに手を伸ばして早めのエネルギー補給。序盤はなかなかショットでチャンスを作れないなか、「その辺は、しかたがない」と淡々とプレー。6番のバーディをきっかけに、5打あった首位との差をじわじわと縮めていった。

唯一のボギーをたたいた17番

トップとの差を意識したのは8番(パー5)。第3打でグリーンを狙いながら、スコアボードが目に入った。首位のリディア・コー(ニュージーランド)が伸ばせず、通算10アンダーのまま。「リディアが潜っていない(伸ばしていない)んだってビックリしたけど、確実に相手は上げてくる。まずは10アンダーを目標に」。第3打をピンに絡めてバーディを奪って2桁アンダーに乗せ、8番を終えた時点で3打差に詰めた。

「後半に崩れてしまうのが悔しい」。“鬼門”のバックナインは10番から2打目をバンカーに入れるピンチが来たが、3打目を寄せてパーセーブ。11番も2打目でグリーンを外したが、集中力を切らさず崩れなかった。

16番の連続バーディで通算10アンダーに届いた

この日、5番目の難しさだった15番(パー3)は、カラーから15m弱の2打目をパターでカップイン。「入るような感じではなかったと思う。うまく読み切れて、入ってくれてラッキー」と流れを作る。幅15ydの狭いエリアにピンが切られた16番(パー5)も、「あきらめずに狙っていった」と8m弱に3オン。1パットで決めて通算10アンダーまで伸ばした。

次戦は昨年3位の中国大会に臨む

前日のバックナインが悔やまれたが、昨年優勝争い(8位)を演じたシンガポールで今季自己ベストの2位に入った。「ことし始まって一番の成績。そこは、良かったかなと思います」。次週は昨年3位で終えた「ブルーベイLPGA」(中国・鑑湖ブルーベイGC)に参戦する。日曜深夜の便で中国に向かい、月曜からコース入り。「来週もしっかり集中して、頑張っていけたら」。タフなスケジュールをものともせず、優勝争いに備える。(シンガポール・セントーサ島/谷口愛純)