◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープン by Sky Sport 最終日(2日)◇ミルブルックリゾート(…
◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープン by Sky Sport 最終日(2日)◇ミルブルックリゾート(ニュージーランド)◇6961yd(パー71)
プレーオフ進出、3シーズンぶりの優勝にはあと1打が足りなかった。終盤16番からカップをかすめるパットが3度。比嘉一貴はそのたびに天を仰いだ。
後続に4打差を付けてスタートしたコ・グンテク(韓国)の大ブレーキで、最終日は一転して混戦になった。5打差を追った比嘉は1番(パー5)から2連続バーディで滑り出し。4番(パー3)ではティショットを右サイドに曲げた後、エッジからパターで6mを沈めてパーセーブ。続く5番も4mをねじ込んでボギーを免れた。
優勝争いが混とんとしたサンデーバックナイン。2mを沈めた12番のバーディで首位に1打差に迫ったが、2オンに成功した14番(パー5)を3パットのパーとして悔しがった。5バーディ、ボギーなしの「66」。トップを捕らえきれないまま、22アンダーの2位で終えた。
優勝したライアン・ピーク(オーストラリア)は1打リードで迎えた最終18番(パー3)、2mのパーパットを沈めて逃げ切った。パッティンググリーンでプレーオフの準備をしていた比嘉は「悔しいですけど、あのプレッシャーの中で(パーを)セーブして優勝した選手が素直にすごいなと思う」と勝者をたたえる。
本大会に出場したのは2020年以来5年ぶりだった。22年に日本で賞金王に輝き、23年から欧州、アジアに進出。タイトルに見放されても、成長を感じている。ことしは不退転の決意でクラブ契約をフリーに。1Wショットの飛距離を伸ばし、「その時(5年前)、越えなかった(フェアウェイ)バンカーを越えられるようになった。それ以前に、気にならなくなった」と思える。「やってきたことは間違っていなかった」
開幕戦の「フィリピンオープン」(8位)からインド(5位)、そしてニュージーランド。3試合続けてトップ10フィニッシュを決め、アジアンツアーのポイントレースは大会前の8位から4位に浮上した。今季未勝利の選手ではトップにいる。
2週間のオフの後、20日(木)開幕の「インターナショナルシリーズ マカオ」(マカオG&CC)で再びアジアンツアーに出場し、4月の国内ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」(三重・東建多度CC名古屋)に備える。「本当にうまくいって優勝争いをしている感じではない。その辺が手ごたえを感じているところ。もうちょっとハマれば優勝できるチャンスが増えるかなと思う」。待ちに待った瞬間は、きっと近くまで来ている。(ニュージーランド・アロータウン/桂川洋一)