開幕戦で黒星を喫した後、鹿島の鬼木監督は反省したのだという。 「自分の執着心、勝利への執念が足りなかった。そこは申し訳…

 開幕戦で黒星を喫した後、鹿島の鬼木監督は反省したのだという。

 「自分の執着心、勝利への執念が足りなかった。そこは申し訳ない、と選手たちにも話をした」

 川崎時代をほうふつとさせる攻撃的なスタイルを浸透させ、圧倒して勝つ。そのプランは最初、うまくいかなかった。

 では、いかに勝つか。立ち返ったのは、川崎でタイトルをたぐり寄せてきた「勝負師」の姿だ。繰り返すキーワードは「我慢強く」。この日はPK、FKとセットプレーで2得点を挙げた。パスで崩した好機は少なくても、攻めの姿勢を貫いた。

 「1点とったら今までの鹿島は守りにいっていた。鬼さんは『たたみかけろ』と強調している」と先制点のFW鈴木。DF植田は「今は全員が引き分けじゃいけない、と思っている」という。

 1993年から選手として所属した古巣に脈々と流れるのは「強さ」へのこだわりだ。「ジーコさんは『勝負にこだわれ』なんて言っていない。でも、自分が一番勝ちたがっていた」。監督に就くと、クラブが武器としてきた球際の強さも「まだ足りない」と指摘。連覇した神戸などにも負けない基準を求めてきた。

 3連勝で、ホームの連続無敗記録を25に伸ばし、J1最長に並んだ。ただ、そのことを問われても「正直、自分はこだわっていない。ただ、勝ちたい。それだけ」。貪欲(どんよく)さが、好循環につながっている。(照屋健)

■森保監督、史上最年少「素晴らしい」

 日本代表・森保監督 史上最年少出場の北原について、「15歳でJ1のピッチに立ち、公式戦でプレーするのは本当に素晴らしいこと。『俺たちもやってやる』とさらに新たな若手が出てくるところをみたい」。