セリエA第27節、アタランタvsヴェネツィアが1日にゲヴィス・スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。 前節、エン…

セリエA第27節、アタランタvsヴェネツィアが1日にゲヴィス・スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。

前節、エンポリに5-0で圧勝し、公式戦4試合ぶりの白星を挙げた3位のアタランタは、数時間後に首位のインテルと2位のナポリの首位攻防戦を控えるなかで連勝を狙った。

立ち上がりは一進一退の攻防となったが、時間の経過とともに主導権を掴んだアタランタ。20分を過ぎてルックマン、レテギとボックス付近で足を振っていく場面を増やしていく。

ボール支配率は五分五分も、前半終盤にかけて攻撃のギアを上げていく。37分には快足を飛ばして背後へ抜け出したルックマンがボックス左で左足のシュートを枠に飛ばすが、ここはGKラドゥの足を残した好守に遭う。

さらに、再三高い位置を取ったクアドラード、ザッパコスタにも続けて決定機が訪れたが、いずれのシュートも枠に嫌われて前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。

後半も立ち上がりから攻勢を仕掛けるラ・デア。開始直後にはクアドラードのカットインからの右足シュート、51分にも裏抜けしたルックマンからのマイナスの折り返しに反応したデ・ケテラエルの左足ダイレクトシュートでGKラドゥを脅かす。

良い入りを見せたものの、ゴールが遠いガスペリーニのチームは60分、クアドラード、デ・ケテラエルを下げてベッラノーバ、マルディーニを同時投入。よりボール保持率を高めてハーフコートゲームを展開するが、ヴェネツィアの集中した守備をなかなかこじ開けられず、徐々に攻めあぐねていく。

その後、交代枠を使い切って臨んだ後半最終盤の攻防でも攻め手を欠いたホームチームは、さしたる見せ場を作れぬままタイムアップの笛を聞いた。この結果、19位相手に痛恨ドローのアタランタは上位2チームに圧力をかけることができなかった。

アタランタ 0-0 ヴェネツィア