男子のアジアラグビーチャンピオンシップは7日、香港フットボールクラブで第2節の試合がおこなわれ、日本代表が香港代表を38-3で下した。若手主体のスコッドで今大会に臨んでいる日本代表は、初戦で韓国代表を85-0と圧倒しており、これで2連勝と…

 男子のアジアラグビーチャンピオンシップは7日、香港フットボールクラブで第2節の試合がおこなわれ、日本代表が香港代表を38-3で下した。若手主体のスコッドで今大会に臨んでいる日本代表は、初戦で韓国代表を85-0と圧倒しており、これで2連勝となった。

 気温30度近く、湿度も高い厳しい環境のなかでエラーも多かった日本だが、要所でのナイスタックルや、ブレイクダウンの激しいファイトも見せ、香港にゴールラインを割らせなかった。

 日本は前半4分、ラインアウトからモールで押し込み、初キャップのFL金正奎がトライを挙げ先制した。10分過ぎには敵陣10メートルライン付近のラックから持ち出したキャプテンのSH内田啓介が軽快なフットワークとダミーで相手を翻弄し、追加点。22分にはテンポよく左へ展開し、韓国戦でも活躍したWTB児玉健太郎がタッチライン沿いを駆け抜けた。

 19-3で折り返し、53分(後半13分)、インパクトプレーヤーとして入ったばかりのWTBアタアタ・モエアキオラがゴール左に迫り、CTB中村亮土がピックアップしてインゴールに突っ込んだ。そして、63分と76分にはゴール前のスクラムで優勢となり、途中出場NO8山本浩輝が連続トライで、アウェイゲームを制した。

 中竹竜二ヘッドコーチ代行は、「香港の厳しいプレッシャーもあり、多くのミスがあったが、彼らのアタックを止めることができ、結果的にはいい試合だったと思う。このチームは若い。選手たちはたくさんの潜在能力を持っており、もっともっと成長できると思う」とコメントした。

 日本代表は次節は試合がなく、2週間後の5月21日に韓国のインチョンで同国代表と対戦する。