◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープン by Sky Sport 2日目(28日)◇ニュージーランド・ミ…

石川遼は2イーグルを決めて予選通過を確実にした

◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープン by Sky Sport 2日目(28日)◇ニュージーランド・ミルブルックリゾート(コロネットコース=6936yd/パー71、リマーカブルズコース=6784yd/パー71)

2オンに成功した前半14番(パー5)、石川遼は10m以上のパットを沈めて2025年最初のイーグルを奪った。それだけでは終わらない。後半1番(パー5)、グリーン右サイドからチップインイーグル。79位からのスタートで決勝ラウンド進出を手繰り寄せただけでなく、練習の成果を感じる一打になった。

3打目のライは短いラフで、ウェッジとパターでクラブ選択を迷ったという。「どっちもギリギリかなと思ったんですけど、オフにショートゲームの部分にかなりフォーカスしてきた」と選んだのはロフト60度のLW。15yd近く転がしてラインを伝わせ、カップに沈めた。

コロナ禍以降のスイング改造で昨年までは「ショット練習に9割以上」を割いてきた。のべ3週間のタイ合宿を含めたこのオフは「ショットは4割、あとは3割ずつアプローチとパッティング」と割合が大きく変わった。「アプローチにもかなり時間をかけられるようになって、ああいった状況で自信を持ってウェッジをチョイスできる」。LWのロフトは昨年まで日本で愛用した58度から60度にスイッチし、海外の芝にも対応できる態勢を整えてきた。

上位進出へ週末はロースコアが必要

2コースを回る予選ラウンド。この日はリマーカブルズコースを2イーグル2バーディ、2ボギーの「67」でまとめた。通算5アンダーに伸ばし、自身のシーズン初戦での予選落ちを免れた格好。「きのうは散々3パット(5回)をしたけれど、タッチを合わせられた」と胸をなでおろした。18ホールのパット数は前日から8つも減って28。「かなりタイプの違うコースで、どちらでも良いプレーができている」と手応えがある。

決勝ラウンドは両コースからピックアップしされた18ホールで行われる。「予選を通れば、あした、あさってに大きな収穫、課題が見えてくる。ビッグスコアを目指してやりたい」と週末を見据えた。(ニュージーランド・アロータウン/桂川洋一)