試合時間「残り1秒」で放った美しい胴回し回転蹴りが顔面にクリーンヒット。まるでプロレスの試合のような魅せる幕切れにファ…
試合時間「残り1秒」で放った美しい胴回し回転蹴りが顔面にクリーンヒット。まるでプロレスの試合のような”魅せる”幕切れにファンから「完璧だ」「これはヤバイ」「必殺技みたいだ」と驚きの声。海外の格闘メディアやSNSでも衝撃の決着シーンとして紹介された。
2月23日後楽園ホールで開催された「RISE186」、松下武蔵(GOD SIDE GYM)とオートー・ノーナクシン(タイ)の試合。10代最後の試合となる若手有望株である松下とタイ人戦士の戦いは接戦の末に延長に突入。試合終了15秒で2ダウンでフィニッシュする劇的な幕切れとなった。
3ラウンドまで9分間の拮抗した展開から、3分のエクストラ・ラウンドは本来であればスタミナ面で有利とされていたオートーが明らかに失速。近距離での打ち合いでも松下がことごとくパンチをヒットさせる。オートーは膝やミドルなどの蹴りもなりを潜め、追い打ちのボディへの被弾で表情からも疲労が見て取れる。
怒涛の猛攻撃だった。残り時間30秒も積極的に前に出たのは松下。ロー、スピンキックで吹き飛ばすシーンはダウンこそ認められなかったが、さらにアグレッシブに連打を続けるとフルスイングの右、ここで屈強なタイ人ファイターが首を垂れ、フラフラ状態の選手を見てレフェリーがダウンを宣告する。
ABEMAでRISEの解説をしていた一馬はダウン直後のオートーを見て「もう止めたほうがいいかも」「5秒くらい意識がなかったですよね」とダメージの蓄積を指摘。その直後に全速力で松下がオートーめがけて回し蹴り。綺麗に伸びたヒールが顔面を捉えると、オートーの顔が後ろに吹っ飛びレフェリーが選手を抱きかかえてストップを宣告。試合時間残り1秒、格闘アニメの結末のような幕切れとなった。
ファンからも「完璧だ」「凄すぎる」「残り1秒KO」「これはかっこいい」「クリーンヒット」と驚きの声が続々。めったに見られない華麗な回し蹴りフィニッシュに識者や同業のファイターも続々と反応。中村拓己氏は「橋本真也ばりのフライングニールキック」、K-1/Krushの池田幸司や小林愛三も「むさし選手のKO のフィニッシュすごかったなぁ、、」とリアクション、海外の格闘メディアやSNSでも衝撃の決着シーンとして紹介された。
4月20日に20歳になるという松下、Xでは「10代最後、皆なの衝撃に残るような勝ち方出来て良かったです」と振り返りつつ「2戦連続で海外選手と試合したし俺も海外で試合してみたいな」と、今後の展開を力強く語っていた。