◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープン by Sky Sport 初日(27日)◇ニュージーランド・ミル…
◇アジアン&豪州ツアー共催◇ニュージーランドオープン by Sky Sport 初日(27日)◇ニュージーランド・ミルブルックリゾート(コロネットコース=6936yd/パー71、リマーカブルズコース=6784yd/パー71)
5つのボギーは全て3パットだった。2連続バーディで飛び出した石川遼は前半5番からまさかの3連続ボギー。「ロングパットが最後まで合わなかった」と18ホールで計36パット。グリーンで大いに苦しんだからこそ、「70」のスコアには安堵する思いもある。ショットが安定し6バーディ。2025年の初ラウンドは、課題と手応えが見事に浮き彫りになった。
新シーズンの初戦として選んだアジアンツアーと豪州ツアーの共催競技。初めて訪れたニュージーランドで、石川はさっそくスコアを上下させた。2コースを回る予選ラウンド。コロネットコースのアウトを回った前半は1オーバー。あすの第2ラウンド終了時の60位タイまでのカットラインがいきなり遠のいた。
「グリーンの見た目がきれいすぎて、速いと想像してしまった。2m、3mとパーパットに距離を残し過ぎた」と視覚から来る情報とのギャップを埋めるのに苦労した。プロアマ戦が同時進行するフォーマットでは、一緒に回るアマチュアの実力を考慮してグリーンスピードが抑えられるのが一般的。9番では1mのパーパットを外すなどもったいないシーンもあった。
後半になんとか挽回。290ydと短いパー4の13番、第1打でグリーン右のバンカーまで運んだ後、スピンを鋭くかけながら段を下らせるウェッジショットでピンそば1mに寄せてバーディを奪った。14番は2打目でピンが立つ段をとらえられず、5つ目の3パットボギーを喫したが、すぐにバウンスバックして2連続バーディ。上り調子でフィニッシュできた。
1アンダーの79位に踏みとどまれたのは、ショットが充実したことに尽きる。18ホール全てでパーオンに成功。「1年を通しても、(パーオン率)100%のラウンドはなかなかないと思う。ティショット、セカンドの狙い方や距離感の精度が良くなってきているのは出せた」。オフに敢行したのべ3週間のタイ合宿ではチッピングを重点的に強化。「きょうは(13番の2打目だけが)ホントに唯一のアプローチだった…」と、見せ場をつくれなかったのはうれしい誤算だった。
2日目はリマーカブルズコースでさらに巻き返す必要がある。「ショットはほぼ100点。自分としては満足度が高い。あとはロングパットのタッチ、アドレスのところ」。急ピッチで調整を施したい。(ニュージーランド・アロータウン/桂川洋一)