ガラタサライが、フェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督に対して、トルコ人に対する人種差別的発言に関して刑事訴訟を起こ…
ガラタサライが、フェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督に対して、トルコ人に対する人種差別的発言に関して刑事訴訟を起こす意向を表明した。
ともにイスタンブールに本拠地を置き、その強いライバル関係は世界的に知られているガラタサライとフェネルバフチェ。
両者は24日、ガラタサライのホームで行われたスュペル・リグでダービーを戦い、0-0のドローで試合を終えた。
現在、首位のガラタサライはホームでダービー勝利には至らずも、2位のフェネルバフチェとの6ポイント差維持に成功し、試合終了後にはドローを喜ぶリアクションを示していた。
トルコ『Hurriyet』によれば、そういった背景もあって試合結果とこの日のレフェリングに不満を持っていたモウリーニョ監督は試合後のインタビューで、国内リーグでは異例となるスロベニア人審判のスラヴコ・ヴィンチッチ氏が裁いた点にも触れつつ、物議を醸す以下のコメントを残していた。
「(皮肉の意味で)審判にも感謝しなければならない。私が言ったポジションでは、相手ベンチの全員が猿のように飛び跳ねていた。もしトルコのレフェリーだったら、最初の1分でカードを出していただろうし、5分で外すべきだった。彼にとっては最高の試合だっただろう」
この発言を含め、試合前後の敵将の数々の不遜な発言に憤りを示したガラタサライは、試合後に以下の声明を発表し、同監督に対して刑事訴訟を起こす意向を示した。
「フェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督はトルコで監督職に就いて以来、トルコ国民に対する侮辱的な発言を繰り返してきた」
「今日、彼の発言は単なる不道徳な発言を超えて、明らかに非人道的なレトリックにまでエスカレートしている。我々はここに、ジョゼ・モウリーニョ監督による人種差別的発言に関して刑事訴訟を起こす意向を正式に表明し、それに応じてUEFAとFIFAに正式な苦情を提出する。さらに、我々は監督の非難すべき行為に対して“模範的な道徳的価値観”を掲げる組織であるフェネルバフチェがとった姿勢を厳守する」