日々鍛錬を積む大谷を間近で見つめるロバーツ監督。(C)Getty Images 現球界において「唯一無二」の二刀流を続け…

日々鍛錬を積む大谷を間近で見つめるロバーツ監督。(C)Getty Images
現球界において「唯一無二」の二刀流を続ける大谷翔平の声価は天井知らずで高まっている。
ドジャース移籍1年目となった昨季は、打者専念となったが、史上初の「50-50(50本塁打、50盗塁)」を達成。キャリア3度目のMVPを手にし、日本人には不可能と思われた領域に足を踏み入れた感すらある。
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もはや「空想上の存在」と形容される大谷は今季からふたたび二刀流を再起させる。23年9月に右肘側副靭帯の損傷を負って以来、淡々とリハビリを重ねてきた背番号17がマウンドで躍動する日は確実に近づいている。
無論、投打両面で一流を求められるだけに、コンディション調整も普通とは異なる。ゆえに、サポートするのは指導する側にとってみればやりにくいのではないか。そういう邪推もしてしまうが、指揮官曰く「楽だ」という。
ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は、地元ニュース局『FOX11 Los Angeles』のインタビューで「史上最高の選手を指揮するのはどういう感じですか」と問われた際に「ベリーイージー(とても簡単だ)」と答え、大谷を率いる上での持論を展開した。
「彼ほどの選手が常にモチベーションを高く保ち、いかなる状況でも規律を守っているという点で、指揮するのは実はとても楽なんだ」
興味深いのは、エンゼルス時代に「最大の理解者」とされた名将も似たような言葉を残していた点だ。MLB通算1382勝を記録するジョー・マッドン氏は、20年からエンゼルスを指揮。大谷の二刀流覚醒に小さくない影響をもたらした。
そんな百戦錬磨の指揮官も、かつてMLB公式ネット局『MLB Network』の番組内で「彼の仕事量は他の選手たちとは比べ物にならない。極めて異質」と指摘。その上で、「彼はじっくりと腰を据えて計画を決め、説明をしたら理解をしてくれる。ああしろ、こうしろとうるさく言わなくていい」と語っていた。
ある種の放任的なやり方が当たり前のように米球界で認められている。これも大谷の偉才ぶりを物語る事例であり、二刀流の価値の大きさとも言えよう。
果たして、ここから彼がいかに二刀流を再起させていくのか。「まだ正直なところ分からないが、彼自身の感覚や情報に頼る部分は大きい。ショウヘイにとって適切なバランスを探るよ」と語るロバーツ監督がどのようなアプローチをかけるかも含めて注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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