国内女子ツアーの2025年シーズンが「ダイキンオーキッドレディス」(3月6―9日/沖縄・琉球GC)で開幕する。ツアー3…

群雄割拠の国内女子ツアーを勝ち抜くのは?

国内女子ツアーの2025年シーズンが「ダイキンオーキッドレディス」(3月6―9日/沖縄・琉球GC)で開幕する。ツアー37戦で計16勝を稼いだ竹田麗央山下美夢有岩井明愛千怜のツインズが米ツアーに参戦し、前年度の年間女王争い上位5人中4人が不在のシーズンは、1988年ツアー制施行後初めてだ。群雄割拠のフィールドで誰が飛び出すのか――。

昨季のメルセデスランキング(MR)、部門別スタッツなどのデータから、主役候補5人を予想してみた。(年齢は開幕時)

実績と信頼の26歳:小祝さくら

昨季MR4位 出場34戦2勝(10位内17回、予選落ち3回)

ポイントシード50人の中で通算11勝は、28勝の申ジエ(韓国)、25勝の全美貞(韓国)、20勝の鈴木愛に次ぐ4番目(ツアー撤退の上田桃子は除く)だが、30歳未満でトップ。昨季MRは6シーズン連続トップ10の4位と“残存組”最上位で、主要スタッツも平均ストロークが60台目前の70.0713で4位、平均バーディ数4位、パーセーブ率6位、パーオン率10位、平均パット数7位と軒並み上位につけた。実績、実力とも候補筆頭。「年間女王ですか~? うーん、別にいいです…」なんて言いそうだが。

勢いの22歳:桑木志帆

昨季MR6位 出場36戦3勝(10位内17回、予選落ち4回)

昨年6月に「資生堂レディス」で待望のツアー初優勝を挙げると「ニトリレディス」、最終戦の国内メジャー「JLPGAツアー選手権」も制して年間3勝。MR6位は残存組で2番手と“未勝利最強”から完全脱皮した。パーセーブ率16位、リカバリー率28位と粗さが残るが、平均ストローク70.4956は8位と安定。年間イーグル数は13個で、20―21年の合併シーズンを除くツアー新記録を樹立した。スケールの大きさは屈指だけに、真価を問われる今年はポカをなくしたい。

復活の26歳:河本結

昨季MR7位 出場34戦1勝(10位内16回、予選落ち2回)

1998年度生まれの“黄金世代”の一人で、プロ1年目の2018年に下部ツアー賞金女王(4勝)、19年にツアー初優勝を挙げて賞金ランク6位と躍進。20年に米ツアーに参戦し、21年に国内復帰して以降はシード落ちも経験したが、昨季は8月「NEC軽井沢72」で復活優勝を遂げた。規定ラウンド数不足の20―21年シーズンを除き、60%未満だったリカバリー率が70.8042%(2位)と劇的に改善され、MR7位、トップ10も16回の安定感につながった。逆境を乗り越えたたくましさはNo.1。

未勝利最強の22歳:佐久間朱莉

昨季MR8位 出場36戦0勝(10位内14回、予選落ち4回)

間違いなく「最もツアー初優勝に近いプロ」。2位は23年に1回、昨季は3回でMRは未勝利選手トップの8位になった。平均ストローク70.3328(6位)の安定感を裏付けるのは、ツアー屈指のショット力。トータルドライビング(2位)とパーオン率(5位)の順位を合算した「ボールストライキング」は1位。あえて課題を言うならグリーン周りだが、1.7745の平均パット数(11位)と66.474%のリカバリー率(19位)は23年から上昇中。同学年の桑木が返上した“未勝利最強”の肩書がとれるのは時間の問題だ。

勝負強さの21歳:川崎春花

昨季MR9位 出場36戦3勝(10位内10回、予選落ち11回)

プロ1年目の22年に国内メジャー「日本女子プロ選手権」を含む2勝を挙げ、一躍トップ選手の仲間入りを果たしたが、23年はMR48位と低迷。昨季に3勝でMR9位と再浮上した。パーオン率73.1964%で9位、トータルドライビング3位、ボールストライキング4位とツアー屈指のショットメーカーなのは間違いないが、昨季は予選落ち11回と安定感を欠いた。悪く言えばムラがあり、良く言えばチャンスを逃さない勝負強さの持ち主。