【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C. 1-1 浦和レッズ(2月22日/サンガスタジアム by KYOCERA)【映像】守備2枚同時抜き去りのキレキレ突破 浦和の新たなドリブル王が早速、躍動した。海外挑戦を経て今季からクラブに加入したMF…

【明治安田J1リーグ】京都サンガF.C. 1-1 浦和レッズ(2月22日/サンガスタジアム by KYOCERA)

【映像】守備2枚同時抜き去りのキレキレ突破

 浦和の新たなドリブル王が早速、躍動した。海外挑戦を経て今季からクラブに加入したMF金子拓郎が、2人を同時に抜き去ってシュートに持ち込んだ仕掛けが話題沸騰だ。

 注目のシーンは、浦和レッズが京都サンガF.C.とアウェイで対戦した明治安田J1リーグ第2節のことだ。0-0で迎えた30分に、背番号77のドリブラーが超絶テクを披露した。

 浦和の左CKから中央にクロスが送られると、京都のDF鈴木義宜が頭でクリア。このボールをボックス右角で拾ったのが今季から浦和に加入した金子だった。金子は一度ボックス外に出てディフェンスとの距離を作り出すと、目の前でMF佐藤響と、DF須貝英大と対峙。そして、須貝が自身の左から寄せてくるタイミングを見計らうと、佐藤の逆を突いて斜め左に抜け出してボックス内へと進入。2人を抜き去り、左足で強烈なシュートを放った。

 このシュートはFWラファエル・エリアスがゴールライン上でかろうじて頭で弾き出したものの、1点もののフィニッシュワークに。解説・原一樹氏も思わず「金子選手の仕掛け、すごかったですね。縦に行く、中に行く。その中でのシュート。クリアされていなければゴールだった」と、リプレイ映像を見ながら興奮気味にシーンを振り返っていた。

 逆を突かれた佐藤が思わず尻もちをつくほど切れ味鋭いドリブル突破には、ファンもSNSでリアクション。「あそこで持てば1対2でも突破してくる」「ドリブルに惚れ惚れ」「やっぱすげーな」「これぞ金子拓郎」「カットインえぐい」「ヤベェ…」「Jリーグにいたらあかんレベルの選手やろバケモンすぎる」「ドリブルが異次元」「バケモンやな」「ハンパないな。海外でまだまだできる」と、そのプレーを絶賛するコメントであふれ返った。

 金子は、2019-2020シーズンに北海道コンサドーレ札幌でプロキャリアをスタートした後、20023年7月にクロアチアリーグへ移籍。NKディナモ・ザグレブを経て、昨季はベルギーリーグのKVコルトレイクでプレーし、今季、1年半ぶりにJリーグに復帰した。

 この試合では、54分にも同じような位置から股抜きで相手を抜き、ボックス内で身体の強さを示しながら突破を図るなど、圧倒的なパフォーマンスで存在感を示していた。

 なお、浦和は、60分に京都のFWラファエル・エリアスに先制点を許したものの、73分にFWチアゴ・サンタナのゴールで追いつき1-1で終了。今季初ゴールこそ生まれたものの、前節、王者・ヴィッセル神戸戦に続いて勝ち点1に終わった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)