福岡と佐賀の県境がある三角州を走る第38回大川木の香マラソン大会が23日開かれ、約1600人が筑後川河口の景色を楽しみ…
福岡と佐賀の県境がある三角州を走る第38回大川木の香マラソン大会が23日開かれ、約1600人が筑後川河口の景色を楽しみながら走った。
大会は福岡県大川市などが主催。今回は市制70周年を記念してハーフマラソン種目を初めて設け、同市大野島の筑後川総合運動公園を発着するコースで、ハーフ251人、10キロ381人、5キロ267人など各種目に計1643人がエントリーした。
参加者最高齢の松川宏さん(91)=福岡市博多区=は10キロに出場。約1時間50分でゴールして「無事完走できました」と笑顔を見せた。
ハーフは、男子が佐賀市の山田晃也さんが1時間14分32秒で優勝。女子も佐賀市の平野智子さんが1時間34分55秒で優勝した。
ハーフコースの堤防道路に出ていた佐賀市川副町大詫間の古賀種文さん(76)は、地域活動に取り組むボランティア団体の会長。給水所や交差点の係として地域の住民が参加しているという。ランナーに声援を送りながら「感激しています。多くのみなさんにこの地域を見てもらいたい」と話していた。(西田慎介)