◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 2日目(21日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇6632yd(パー72…

15番イーグルにバンザイ!

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 2日目(21日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇6632yd(パー72)

「良い状態でタイに入ってきたと思うので、もったいない一日ですごく悔しかった。きょうはその分を取り返そうと思ってスタートした」。前日に抱えた思いを晴らすように、渋野日向子が1イーグル5バーディ、1ダブルボギー「67」で回って61位から通算2アンダー38位へ順位を上げた。

病み上がりで「67」の好スコア

初日を3バーディ、6ボギーの3オーバー「75」で終えた後、体調不良のためすぐにコースを後にした。開幕前日の夜から吐き気に悩まされ、「とりあえず、回りきった感じではありました」。食事も「ごはんは、この2日間で1食分を食べたか食べていないかくらい」と栄養補給が十分でない状況。持参した薬を服用して休息に努め、「良く寝ました。きょうは全然、大丈夫」と、2日目はスタートの約2時間前にコースに入った。

残り2日でどこまで上がれるか

スタート8分前までパッティンググリーンで練習すると、ティイングエリアでは同伴競技者と笑顔で会話する場面も。前半13番でダブルボギーが先行したが、「すごくムカついたので、次のホールのティショットもそれまでに比べると振れた。怒りに変えられたかな」と14番でバウンスバック。15番はティショットをグリーン手前15ydまで運び、チップインイーグルを奪うなどスコアを伸ばした。

「きのうも、力が入らないなりに頑張っていた感じはあった。飛距離も去年より10yd以上飛んでいますし、アイアン(ショット)も1クラブくらい違う」。病み上がりでも試合の中で手ごたえはあった。

初日の悔しさを晴らしたい

初日は力が入らない分、上半身が力んで左のミスが出たというが、この日のパーオン率は初日の44.44%(8/18)から83.33%(15/18)に向上。「きょうは逆のミスもあったけど、その中で運よく(ピンに)寄ったものもあった。そこで決められるパッティングや、アプローチで、ボギーを減らしたい」。この日は後半1番でしか伸ばせなかった4つあるパー5も「(バーディ以下を)獲らないといけない」と気合いを入れた。

「なんとかアンダーパーまで持ってこられたので、残り2日、自分がどれだけ頑張れるか」。ここから追い上げる自信はある。(タイ・チョンブリ/谷口愛純)