イタリアセリエA ペルージャ対ミラノの結果 プロバレーボールプレーヤーで日本代表の石川祐希が所属するイタリア・…

プロバレーボールプレーヤーで日本代表の石川祐希が所属するイタリア・セリエAのペルージャと大塚達宣が所属するミラノは現地時間の16日、ペルージャのホームアリーナであるPala Barton Energyで第20節の試合を行った。
昨年11月には叶わなかった日本人対決に注目が集まったこの試合、大塚がスタメン起用となるも石川はベンチスタート。ペルージャは怪我から復帰したプロトニツキがスタメン起用され、サーブ&ブロックが機能し、25-22で第1セットを先取する。
続く第2セット、ミラノは序盤から大塚がサービスエース2本を決めて先行する。ペルージャもジャネッリのサービスエースやプロトニツキ、ベンタラの攻撃で点差を詰めて追いつくも、ミラノは大塚らの粘り強いディフェンスでボールを繋ぎ、レガースに繋いで得点を伸ばす。ミラノにセットポイントを握られたところで、セメニウクと交代で石川がコートに立つが、23-25でペルージャがセットを落とす。
第3セットもミラノのが先行するが、ペルージャは再びセメニウクに代え、石川を投入。ベンタラ、ジャネッリらがサーブで攻め、石川もバックアタックを決め、ミラノに追いつく。プロトニツキの3連続サービスエース、石川のブロック、サービスエースなどで流れを掴み、25-22でセットを奪取する。ペルージャは第4セットも勢いを維持して25-17で制し、3-1で勝利した。
試合後、所属事務所を通じて、石川は次のようにコメントした。
ミラノに3-1で勝つことができました。途中から出場し、少し試合の流れを変えられたのではないかと思います。一方で、まだ課題も多いので修正して次の試合へ臨みます。また、大塚選手と対戦することができ、日本人としてこのイタリアの舞台で戦えることを非常に誇りに思います。日本からも多くのお客様が応援に来てくださり盛り上がった一戦となったのでとても感謝しています。引き続き頑張っていきたいと思います。
次節はイタリア時間の23日にペルージャはモンツァ、ミラノはチステルナ(垂水優芽所属)と対戦する。

写真:中西美雁