フットサル日本一を決める第30回全日本選手権が22日開幕する。32チームによるトーナメントで、大学勢で唯一、大阪成蹊大…

 フットサル日本一を決める第30回全日本選手権が22日開幕する。32チームによるトーナメントで、大学勢で唯一、大阪成蹊大(大阪市東淀川区)が出場する。3年連続となるこの大会、今年こそ国内最高峰「Fリーグ」のチームからの勝利をめざす。

 大学では3年連続日本一に輝いたが、全日本選手権では勝利が遠い。過去2年はともに1回戦でFリーグのチームに敗れた。特別指定選手として大学在学中からFリーグのバサジィ大分でプレーする萩原欣之介選手(4年)は「天と地ほどの実力差はないが、Fリーグはプレーの精度が高い。小さな積み重ねが結果に大きく響いた」と話す。

 大阪成蹊大は関西地域第1代表。1回戦では、関東地域第3代表で関東1部リーグのゾット早稲田と対戦する。勝てば、Fリーグ4位のペスカドーラ町田と2回戦で当たる可能性が高い。日本代表を擁し、Fリーグの中でも強豪の町田。大阪成蹊大の佐藤亮監督(39)は「10回に1回勝てるかどうかの相手」と認める。

 ただ、佐藤監督の表情は、思いのほか明るい。自身が現役だった2009年、社会人チームのFUGA MEGUROの一員としてFリーグ勢を連破し、全日本選手権で優勝。選手として評価を高め、Fリーグのシュライカー大阪に入団して、ここでも優勝した。日本代表にも選ばれた。「全日本は人生を変えた大会で、相性がいい。今回も下克上のチャンス。ワクワクしている」と語る。

 選手にも手ごたえがある。主将を務める横田翔選手(3年)は「(出場32チーム中)どこよりも若く、走力がある。練習を見たFリーグの人からも驚かれる」。運動量で粘り、PK戦に持ち込めば、ゴールキーパーである横田主将の出番。PK戦となった1月の全日本選手権関西代表決定戦でも2本止めるなど、鋭い動きと読みが光る。

 大阪成蹊大の1回戦は23日、2回戦は24日、ともに神戸市須磨区のグリーンアリーナ神戸で。横田主将は「ホームの関西で戦えるのは追い風。スタンドの仲間の声援を力に変え、チーム全員で勝利をつかみたい」と意気込む。(渋谷正章)