ラファエル・ナダル(スペイン)は、今週北京で開かれる「チャイナ・オープン」の決勝へ厳しい局面にあるとATP公式サイトが報じている。彼は今月初めに3回目の全米オープン優勝を果たして以来、初めてツアーレベルの大会に復帰した。31歳のナダルはルー…

ラファエル・ナダル(スペイン)は、今週北京で開かれる「チャイナ・オープン」の決勝へ厳しい局面にあるとATP公式サイトが報じている。彼は今月初めに3回目の全米オープン優勝を果たして以来、初めてツアーレベルの大会に復帰した。

31歳のナダルはルーカス・ポイヤー(フランス)と対戦する。2016年の全米オープン第4ラウンドでナダルが彼に負けて以来の対戦になる。ナダルはその後、ATP世界ランキング32位のカレン・ハチャノフ(ロシア)とあたるだろう。 そして準々決勝では第6シードのジョン・イスナー(アメリカ)と対戦すると予想される。

準決勝でナダルと対戦すると有力視されているのは、第3シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、ワイルドカードのフアン・マルティン・デル・ポトロ(アルゼンチン)、第5シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)だ。 ナダルは2005年にギレルモ・コリア(アルゼンチン)を破って以来の2度目の「チャイナ・オープン」優勝を狙っている。

ディミトロフは、サンクトペテルブルクで初ATPワールドツアータイトルを獲得し、今月初めに成都での準決勝進出を果たした期待の新星、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)と戦う。 デル・ポトロはパブロ・クエバス(ウルグアイ)と対戦し、アグートはワイルドカードのジャン・ザ(中国)と対決する。

ナダルが決勝へ進めば、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦するかもしれない。 彼らはATPワールドツアーシリーズで3回プレーした。3度ともナダルが勝っているが、今年初めの全豪オープンではズベレフが5セット中2セットとっている。

ズベレフはシンセンのズムルとの準々決勝の敗退から立ち直ろうとするだろう。彼は6個目のシーズンタイトルを狙っている。 彼はカイル・エドマンド(イギリス)に勝利した。準々決勝でおそらく第8シードのニック・キリオス(オーストラリア)とあたるだろう。準決勝では第4シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン)か、第7シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)のどちらかと対戦すると予想されている。

(テニスデイリー編集部)

※写真はチャイナ・オープンのチャリティーマッチに出場したナダル

(Photo by VCG/VCG via Getty Images)