2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チーム…

 2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チームの姿も、おぼろげながら見えてきた。今年は、どんなシーズンになるのか、また、優勝や降格、サプライズを起こすクラブはどこか? ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が、新情報なども踏まえて、徹底的に語り尽くす!

■見応えある「0‐0」の引き分け

――復権を目指す浦和レッズは、3連覇を狙うヴィッセル神戸と引き分けました。

後藤「双方ともチャンスはあって、良い試合に見えたけどね」

大住「前半は浦和が圧倒的だったよね。やはり、柏レイソルから加入したマテウス・サヴィオはすごい。ただ、開幕前の順位予想で浦和を優勝候補に挙げている声には、どうかなあと思っていたんだけど」

後藤「浦和はクラブ・ワールドカップがあるから、今年のJ1優勝は無理でしょう」

大住「でも上位に入ってくる可能性は十分ある」

後藤「そうそう。思っていた以上に良かった。初戦は0-0の引き分けだったけど、両チームともさすが強いチームだなという試合でしたよね」

大住「神戸は少し疲れがあったのかな。ACLもあって、8日間で3試合目だったからね」

後藤「サンフレッチェ広島とは違って、スーパーカップでは主力を休ませたんだけどね」

■神戸のシュート数は「5本」だけ

――浦和戦では、神戸のシュート数は少なかったようです。

大住「5本しか打っていないね」

後藤「でも、そのほとんどが決定的なシュートだった。もちろん今季も優勝候補の一角だろうね。気になるのはケガ人が出ることかな」

大住「それに試合が多い」

後藤「そうそう。去年はターンオーバーを積極的に使って、カップ戦では大幅に選手を入れ替えていたわけでしょ。ケガ人が多くてそれができなくなると、ちょっと大変かな、という感じはあるけどね。主力の年齢も上がってきているし」

大住「何しろ、この時期に8連戦になるんだから」

後藤「これからACLの後半戦でどこまで勝ち進めるか分からないけど、秋にもまた新シーズンのACLを戦わなくちゃならない」

大住「そうなんだよ。今季と来季、両方のACLに出なければいけないのが、広島と神戸なんだよね。この春は、ACLで勝っていくほど、体力的には自分たちの首を絞めることにもつながる。秋は否応なく試合をしないといけない」

■中島洋太朗ら「若い才能」が活躍

後藤「広島はミヒャエル・スキッベ監督が意地になっているかのように、ターンオーバーをしないもんね。スーパーカップの4日後のACL2のベトナム遠征でも、ほぼ同じ先発メンバーを起用して、また中3日のJ1開幕戦ではまったく同じメンバーで戦った。それで勝っているからいいけど、それが最後まで続くかというと不安だよね」

大住「広島のさらなる不安は、若い良い選手が夏にまたいなくなっちゃうんじゃないかということ。中野就斗なんてどんどん伸びているから、海外に移籍する可能性は十分あるよ。夏に人が少なくなったら、またつらくなるね」

――広島では、ルーキーの中村草太が活躍しています。

大住「良い選手を獲得しても、シーズン前半戦だけで5点も10点も取ったら、またアッという間にいなくなっちゃうんだよ」

後藤「中島洋太朗もいなくなるだろうね。去年から、さらにひと化けしちゃった」

大住「すごいよね。U-17代表の頃は、まだスピードが足りないかなという感じがあったんだけど」

後藤「すごいプレーもするんだけど、消える時間も長いよなという感じだったけど、スーパーカップやU-20代表でも、良いプレーをどんどん出していた。絶対、夏にいなくなっちゃうよ」

いま一番読まれている記事を読む