守備力には定評のあるキム・ヘソン。課題は打撃面だ(C)Getty Images 韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからドジ…

守備力には定評のあるキム・ヘソン。課題は打撃面だ(C)Getty Images
韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからドジャースに新加入したキム・ヘソンが、春季キャンプで精力的に汗を流している。
キムの特長は守備力で、デーブ・ロバーツ監督は「彼を内野に完全に縛りつけたくないと思っているほどだ」と、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は伝えている。
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記事では「キムはKBOの試合でセンターを務めたことはなかったが、2020年シーズン中に左翼手として44試合に出場した」と説明。本来は内野のユーティリティープレーヤーだが、外野も選択肢として考えているようだ。
韓国では8年間で通算打率.304を記録してきたものの、「キムはフィールドでは順調に適応しているようだが、彼にとって最も大きな違いは打席での変化かもしれない。メジャーリーグの投手との対戦はKBOとは違う」と記している。
課題となる打撃面について、韓国メディアの『Sports Seoul』も、「生き残るには守備力だけでは足りない。キム・ヘソンに残った最大の課題は、MLBレベルの高速ファーストボールにどれだけ適応できるかということだ」と、速球への対応を指摘している。26歳は練習でバットの軌道の調整に取り組んでいるようだ。
ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、大谷翔平らスーパースターがそろうドジャースの中でも、ロバーツ監督は「キム・ヘソンもドジャースで一つの重要なピースになれると期待感を隠さない」とし、「守備で見せた可能性を打席でも証明できれば、彼は単なるバックアップ選手ではなく、ドジャースの重要な戦力になるだろう」と結んでいる。
“韓国の逸材”と呼ばれる男は26人枠の「アクティブ・ロースター」に食い込めるか。守備はすでに折り紙つきだけに、打撃面が大きなカギを握ることは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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