2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チーム…
2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チームの姿も、おぼろげながら見えてきた。今年は、どんなシーズンになるのか、また、優勝や降格、サプライズを起こすクラブはどこか? ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が、新情報なども踏まえて、徹底的に語り尽くす!
■「非常に良かった」新潟のサッカー
――横浜F・マリノスと対戦したアルビレックス新潟は監督交代などがありましたが、どんな印象でしたか。
大住「いろいろな人の開幕前の順位予想を見ると、アルビレックスは戦力が足りず、樹森大介新監督にもトップチームでの監督経験がないことからか、降格候補に挙がることが多かった。僕も同じように考えていたんだけど、非常に良かったよ。去年からやってきた、前線からボールを取りにいくサッカー、攻撃ではどんどんボールをつないで、さらに人が前に出ていくサッカーを、主要な選手が2人も3人も抜けたけど、高いレベルで実践していた。樹森監督はユース年代のチームで監督経験が多かったらしく、交代も非常にうまくやっていた。だから意外にやるなという感じだった。ただし、戦力が十分ではないのは間違いないから、チャンスがあっても点を取り切れない試合が出てきそう。勝ち切れずに勝点を伸ばせなくて苦しむかもしれないけど、昨シーズンと比べて極端にチーム力が落ちたかというと、それほどでもないという感じでした」
後藤「去年も良いサッカーをしているのに、なかなか結果に結びつかないなという感じだったもんね」
■「チケット完売」岡山がやってくれた!
――開幕前、残留争いをしそうなのはどこだと見ていたのでしょうか。
大住「ファジアーノ岡山だよね。戦力的に厳しいんじゃないかと思っていた。それから新潟と京都サンガF.C.に湘南ベルマーレ、横浜FCあたりが厳しいんじゃないかなと思っていたけど…」
後藤「僕は降格3チームを横浜FC、アビスパ福岡、岡山と予想した。でも、岡山はやってくれたね。スタジアムも盛り上がっていてよかった」
大住「超満員だったよね」
後藤「だって1万5000人くらいしか入れないんだよ。チケットがすぐに売り切れちゃって、どうしようもないというんだから」
大住「それは本当に良いことだよね」
後藤「岡山にも新スタジアムができるかもしれないという話だし」
大住「新スタジアムができるまで頑張ってほしいよね」
後藤「そのためには何とか残留してもらわないと」
■「全員カウンター」で鹿島を粉砕
――昨季、尻上がりに調子を上げていた京都に、岡山が勝ったわけですね。
後藤「内容的には京都が攻めて岡山が守る時間が長かったみたいだけどね」
大住「でも、なかなかに鋭いカウンターを繰り出していたよ」
後藤「GKのスベンド・ブローダーセンはあまり有名じゃないけど、もっと評価されていい選手だよね」
大住「横浜FCのときも良かったんだけどね」
後藤「だから早めにJ1クラブに行くだろうなと思っていたんだけど、ずっと横浜にいた。どうしてJ1から誘いがないのかなと、ずっと疑問に思っていた」
――そうなると、残留争いもどうなるか分かりませんね。
後藤「開幕戦で鹿島アントラーズに競り勝った湘南は、けっこう良かったね。試合の中で一度、チョウ・キジェ監督が率いた時代みたいに全員がわーっと駆け上がるカウンターがあった」
大住「決勝点を決めた福田翔生も、今後も見てみたいと思わせる選手だね。横浜FCはどうかな」
後藤「苦しそうだな、やっぱり」
大住「鈴木武蔵には頑張ってほしいな。もう一花させてほしい。それでも、戦力的にはなかなかに厳しいかな」