女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨と地元スーパーが連携して展開する「コラボ弁当」が、スポンサー企業がス…
女子サッカーなでしこリーグ2部のFCふじざくら山梨と地元スーパーが連携して展開する「コラボ弁当」が、スポンサー企業がスポーツの持つ価値を活用して成果をあげた事例を表彰する広告賞で2024年の最優秀賞を受賞した。
コラボ弁当は、担当の選手が「現役アスリートの私が食べたいお弁当」をテーマにメニューを考案。スーパーマーケットを展開する「山梨さえき」(本社・山梨県富士吉田市)の管理栄養士の監修の下で試作品づくりにも関与し、商品化を重ねてきた。
弁当の発売が決まるごとに、FCふじざくら山梨と山梨さえきのホームページで、弁当や試作の様子などの画像とともに、担当選手が工夫した点やセールスポイントなどを説明。同社が展開するスーパー「セルバ」「おかじま」の店舗に加え、シーズン中はホーム戦の試合会場でも販売される。
今年1月発売の「もち麦入り酢豚丼」で第17弾となった。昨年10月発売の16弾までで合計14万食以上を売り上げるヒット商品に育った。
広告賞は「ジャパン・スポーツ・アクティベーション・アワード」(アクティベーションは活性化の意味)。22年から始まった新しい賞で、サッカーJ1のヴィッセル神戸や男子バスケットB1のアルバルク東京などが部門賞を受賞しているが、女子サッカークラブの受賞は初めて。
表彰を実施しているのは、プロスポーツチームなどを顧客に、集客やスポンサー獲得の支援、映像の制作などを手掛けている「プラスクラス・スポーツ・インキュベーション」(本社・東京都新宿区、平地大樹社長)という会社だ。
コラボ弁当の取り組みは引退後の選手の「セカンドキャリア」の可能性も広げる。2代目の担当者として約2年間メニューづくりに携わり、昨シーズン限りで現役を退いた元主将の田中里穂さんは「活動を通して食への関心がさらに高まった。将来は飲食方面に進みたい」と話す。
FCふじざくら山梨の五十嵐雅彦GM(ゼネラルマネジャー)は「ピッチ外の取り組みが、スポーツマーケティングという観点で評価してもらえたのは非常にうれしい。今後も、女子サッカーの魅力が増すような取り組みを続けていきます」と話した。
(三宅範和)