第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、滋賀短大付は春夏通じて初の甲子園出場が決まった。…

センバツ出場を決めて喜ぶ滋賀短大付の選手たち=大津市で2025年1月24日午後4時28分、加古信志撮影

 第97回選抜高校野球大会の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、滋賀短大付は春夏通じて初の甲子園出場が決まった。初出場した昨秋の近畿大会は、1回戦で2019年夏の全国選手権覇者の履正社(大阪1位)を4―1で破って8強入りし、一躍話題となった私立校だ。

 昨秋の滋賀大会は滋賀学園に次ぐ2位で突破した。メンバーの大半は滋賀県内出身。身長160センチ台の小柄な選手が多く、粘り強く守り勝つ野球を掲げる。

 履正社戦では、直球120キロ前後ながら制球力に優れるエース左腕の桜本拓夢(ひろむ)投手(2年)が緩いボールを巧みに使い、7安打1失点で完投勝ちした。

 学校は滋賀県庁にほど近い大津市内にある。運営する学校法人純美礼(すみれ)学園は、1918(大正7)年に誕生した裁縫学校がルーツ。長く女子高だったが、08年に男女共学となり、「滋賀女子高」から現在の校名になった。

 野球部はその翌09年に始動。滋賀大会では16年夏に4強入りするなど上位に食い込む年もあり、部員数は昨夏に引退した3年生を含めると70人超の大所帯になった。

 創部時から指導に携わる保木(ほうき)淳監督(39)は、滋賀県立安曇川高時代に主将で捕手として活躍。大学卒業後、野球部長を経て監督を務めている。

 24年は滋賀県内の高校で初の女子硬式野球部が誕生し、夏の全国選手権に出場した。【吉川雄飛】