選抜高校野球大会選考委員会(24日)近畿地区の選考経過(6枠) ▽選出校=東洋大姫路(兵庫)、智弁和歌山、市和歌山…

秋季近畿大会1回戦で履正社に勝利し、喜ぶ滋賀短大付の選手たち=ほっともっとフィールド神戸で2024年10月19日、長宗拓弥撮影

選抜高校野球大会選考委員会(24日)

近畿地区の選考経過(6枠)

 ▽選出校=東洋大姫路(兵庫)、智弁和歌山、市和歌山、天理(奈良)、滋賀学園、滋賀短大付

 まず昨秋の近畿大会4強を選出した。17年ぶりに優勝した東洋大姫路は、27回余りを1失点に抑えたエース右腕の阪下漣に安定感があり、4試合で29得点を挙げた打線も切れ目がない。甲子園でも上位を狙える選手層があるとした。

 準優勝の智弁和歌山は右腕・渡辺颯人ら複数の好投手を擁す。長打力ある打線は小技も多用するなど攻め手が豊富で、投打の充実ぶりが際立った。

 4強勢では、市和歌山は変化球のキレが良いエース右腕・土井源二郎の力投が光った。天理も右腕・下坊大陸(りく)を軸に攻守で総合力の高さを評価した。

 5、6校目は8強勢で検討した。5校目は大阪桐蔭を接戦の末に破った滋賀学園、6校目には履正社(大阪)に逆転勝ちした滋賀短大付を選んだ。

 甲子園大会で優勝経験のある両校を破った滋賀勢2校を高く評価。準々決勝の戦いぶりを見ても、比較対象となった大阪学院大高、立命館宇治(京都)を上回った。