ロッテの小島はここまで2年連続の開幕投手を務めている(C)産経新聞社 3月28日のプロ野球開幕まであと1ヶ月半。実戦が始…

ロッテの小島はここまで2年連続の開幕投手を務めている(C)産経新聞社

 3月28日のプロ野球開幕まであと1ヶ月半。実戦が始まったチームも出てきており、徐々に球春が近づきつつある。そこで、各チームの開幕投手が誰になるのかを探っていきたい。今回はパ・リーグ編だ。カード別にまとめていく(データは2月16日現在)。

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■未決定のロッテは小島か?

ソフトバンクvs.ロッテ@みずほPayPayドーム
先発予想:有原航平(★公表済み)vs.小島和哉

 昨年のリーグ覇者・ソフトバンクは、エースの有原に2年続けて開幕投手を託す。昨年11月26日のNPBアワーズで小久保裕紀監督が「全会一致で有原しかいない」と公表。その信頼に応えるべく、本人も開幕に照準を合わせる形で15日にキャンプ合流。翌16日に初ブルペン投球を行っている。

 対するロッテは未決定。吉井理人監督は16日の石垣島キャンプ打ち上げ時に「先発ローテは本人に伝えている」と発言しており、公表はされずとも投げる本人は開幕投手である旨を知っている段階だ。

 候補は小島和哉、種市篤暉、西野勇士、そしてFA加入の石川柊太のいずれかだろう。本稿では4年連続規定投球回、2年連続で開幕投手を務めているエース左腕、小島に託すと予想するが、果たしてその答えは。

■所沢は両者公表済み

西武vs.日本ハム@ベルーナドーム
先発予想:今井達也(★公表済み)vs.金村尚真(★公表済み)
 
 ベルーナドームでの一戦は両軍ともに開幕投手を公表済みだ。ホームの西武は2年連続で今井達也がマウンドへ。昨年11月23日のファン感謝イベント「LIONS THANKS FESTA 2024」で西口文也監督が明言している。ここまでの今井は順調に調整を進めており、13日にライブBPに登板。3月の侍ジャパン強化試合にも選出されており、球団の顔としての役割が求められる。
 
 日本ハムは大卒3年目右腕・金村尚真が初の大役を担う。こちらも昨年11月30日のファン感謝イベント「F FES 2024」で新庄剛志監督が“サプライズ指名”。投手としての総合力はチーム屈指で、寒いベルーナドームにも「寒さには慣れている」と頼もしい発言をしている。まずは18日の中日との練習試合から実戦スタート。開幕へ体を慣らしていく。

■12球団最速指名に応えられるか?

オリックスvs.楽天@京セラドーム大阪
先発予想:宮城大弥(★公表済み)vs.早川隆久

 どこよりも早く開幕投手が決まったのはオリックス。昨年11月3日の秋季練習最終日、岸田護新監督が大役を通達したのは宮城大弥。今やエースの風格が漂う若き左腕が新監督の初陣を飾る。

 ここまでの調整は問題なく進んでおり、中3日で80〜90球を投じるブルペンセッションもこなす。最速指名に応えられるか注目だ。

 対する楽天は開幕投手が決まっていない。三木肇新監督は「経験や実績を加味する」旨を公言しているが、実際のところは何とも言えない。筆頭候補は昨年も務めた早川隆久だろうか。そこに昨季2桁勝利の藤井聖や、大ベテラン・岸孝之も虎視眈々と狙う。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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