Ｊ２開幕戦でチームに逆転勝利を届けた２４歳、Ｖ・ファーレン長崎の松澤海斗の圧巻のパフォーマンスに反響が寄せられた。 ２…
Ｊ２開幕戦でチームに逆転勝利を届けた２４歳、Ｖ・ファーレン長崎の松澤海斗の圧巻のパフォーマンスに反響が寄せられた。
２月１５日、昨季逃したＪ１昇格を至上命題とする長崎が、昨季開場した本拠地ピーススタジアムにロアッソ熊本を迎えた開幕戦。立ち上がりから熊本のペースを奪われて前半１０分に先制点を献上すると、０−１のまま前半を終える苦戦を強いられる。この悪い流れを変えたのが、富士市立高校から名古屋経済大を経て２０２３年に長崎に入団した松澤だった。
昨季もリーグ戦３２試合に出場して切れ味鋭いドリブルでファンを虜にした男は、後半１４分からの途中出場で左ＷＧの位置に入ると、直後の同１７分に左サイドのスペースでボールを受け、相手ＤＦと対峙しながらボックス内へ侵入。そして右、左の連続切り返しからのキックフェイントでＤＦを滑らせると、ファーサイドへ正確なクロスを送り込んでマテウス ・ジェズスの胸トラ同点ゴールをアシストする。
さらに同１９分、今度は左サイドの低い位置でボールを受けると、そこから鋭いタッチでＤＦをかわして相手陣内のピッチ中央までドリブルで持ち上がり、３人を引き付けた状態で前線の味方へパス。その流れからエジガル・ジュニオの逆転ゴールが生まれた。
完全に“ノリノリ状態”だった松澤は、その後も得意のドリブル突破を何度も披露してチャンスを作った。試合は３−２で長崎が勝利したが、間違いなくマン・オブ・ザ・マッチの活躍だった。
■「浅田舞さんにそっくりな松澤選手」
試合後のフラッシュインタビューにも呼ばれた松澤は、「勝ちに行く気持ち、結果を残すという気持ちで臨んだんで良かったです」などと笑顔を振り撒いた。そしてこの日のプレーとインタビューの様子を、クラブ公式エックス（旧ツイッター）が『松澤劇場、２０２５シーズン開演。』と題して公開。ＳＮＳ上には次のようなコメントが寄せられた。
「松澤海斗 劇場2025、開演!! 劣勢を一気にひっくり返す、凄まじいドリブル!!」
「飯10杯はいける」
「やばい、J2・J1どころか世界にばれる」
「浅田舞さんにそっくりな松澤選手 ぜひ密着やってほしいです。昨日は試合の流れを変えてくれてしびれました」
「ホント、三苫を見ているようで、何かやってくれそうなワクワク感がある！」
チーム内には同じポジションに２１歳の笠柳翼もおり、高いレベルでの競争の中で開幕戦では松澤が大活躍した。果たして次戦、２月２３日の第２節、アウェイでのレノファ山口ＦＣ戦ではどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか。長崎サポーターだけでなく、多くのサッカーファンが注目すべき選手であることは間違いない。
